見出し画像

薄い空

⁡冷たい空気の匂いが心地良い
窓の外は薄い空

⁡発光体の無い部屋で
私の受容体が解ける

⁡自分の声を受け入れられたら
優しくなれた気がする

⁡私の体が暖かいから
冷たい匂いが心地良い

⁡こんな穏やかな時間が
愛おしい。

⁡自分の声を受け入れられたら
自信が持てた気がする

⁡私の体が暖かいから
足先に絡まる冷気が心地良い

⁡独りだなんて思わない
この世界の一部であることが
愛おしい。

⁡そのまま
誰かを愛したいくらいだ。