女「最近きみだけに雨が降り続いているように見える。 小さい雲がずっと頭上にいてきみに付いていくの。 悲しいことでもあったの?なにかに苦しんでいるの?」 男「そんなことないよ。毎日楽しいよ。」 女「そう、ならいいけど(友達と過ごしているときにも彼だけ雨が降っているのに)」 、、、、、、、 男「あれから俺の雨どう?」 女「ずっと降り続けててるよ。でもそんなことより私の歯がたくさん欠けていくようになったの。口の中がジャリジャリする。ほら、また歯が欠けた。」
この世で一番苦手なことは初対面の女性複数人と一同に対すること せっかくストレスフリーな1日を過ごしていたのに今から絶対に嫌な思いをする(またはさせてしまう)ところにわざわざ行く気にはならない 私に興味なんかないくせに掘ってこないでくれ あなた方が興味あるのは私があなた方の邪魔をするかどうかだけなのでしょう きっとそんな人ばかりじゃないともわかっているのだけど 仕事でたくさんの初対面の人と話してるのだからプライベートくらい許してください こんな私を許してくれる人としか話
最近音楽で涙することが多い 歌詞がどうとか関係なく、気づけばじわっと目に溜まるものを感じる いま素直に動くべきなのではと誰かが訴えかけてくる 世界のこの状況で同じことを考えている人はたくさんいると思うけど、実際行動に移せるやつは少ない ここに留まっているのはつまらない 止まると死ぬんだ 普通に生きてても死ぬんだから もっと気軽にすっと進めばいいのだ
男「結婚前提にもう一度付き合って欲しい」 女「それは無理」 男「なにがだめなの?」 女「私が君に求めていたことを君が全部壊したから」 男「俺がそれを取り戻す努力しても?」 女「取り戻すだけじゃ足りない。例えばあなたが1000万稼ぐようになったなら考え直す。あなたが壊したものはそういうレベルの」 男「俺のこともう嫌い?」 女「嫌いじゃない。嫌いではないけどかなり見下してみてる」
朝から頭痛がひどいのでゲンコツでこめかみをぐりぐりしてみる が、それでも治らないので通勤時間はGEZANを聞くことにした リラックスさせる治療より刺激を与える治療を信じている 電車の席の1番端っこ(1番いい席)に座ると、ベビーカーに乗っている2歳くらいの男の子と目が合った とてもかわいい そんな中でもGEZANは遠慮なく私の頭をぶっ刺してくる が、横を見ると男の子は満面の笑みできゃははと私に笑いかけてくる リラックスさせる治療より刺激を与える治療を信じているけど、そう
女「私といて楽しい?」 男「なんで?」 女「自分から話すほうじゃないし、楽しい顔ができる人間でもないのに、何回も遊びに誘ってくれるから不思議だなと思って」 男「実はあなたのことが好きで」 女「へー」 、、、、 女「着いたよ」 男は電車を降りた 女「私といて楽しい?」 男「楽しいよ、あなたといると物語の一部になれる気がする」 女「どういう意味?」 男「詩小説に出てくるような言葉を日常的に発するあなたといると、ストーリー性のある人生を送れてるように思えるんだ」 女「へー」 、
ずっと憧れていた犬を飼った まずは1匹、というのが面倒なのでシュナウザーとトイプードルを同時に飼い始めることにした もうとにかく可愛くて毎日いかに早く仕事を終わらせて家に帰るかしか考えなくなった 人と話していなくても彼らがいればそれでいい 家から出なくても寂しくなんてない 寝る時だって一緒に寝てくれる 体温を感じながら眠りにつくことがこれほど幸せだということを思い出した 重くて身動きが取れないが、全然構わない だって愛する子達なのだから あー、でもちょっと重いなー
100万の借金で人生狂わされるなんてストーリーとして成り立たない 手段を選ばなければ100万なんて稼ごうと思えば3ヶ月もあれば余裕で稼げる そんなこともできないやつはそもそも人生を舐めている
朝起きたら髪が散らばって体に落ちていた 長さはばらばらで乱雑に切られている 体を起こして鏡を見るとなんとも奇抜な髪型になっていた 誰かに相当な怒りを買われたんだろうが、そんな記憶は微塵もない これは女の仕業だ こんなねちっこい、直接的にプライドを傷つけるやり方は女しかしない 男ならもっと依存性のあるような、その男の存在価値を私に嫌味なほど示してくるようなやり方をしてくるはず 相手はどちらにしても私を壊したいのだろう
渋谷の銀座線改札からまっすぐ続く道の左側は車庫に入る回送電車が入っていく線路が続いている それを横目に歩いているとまるでディズニーランドのアトラクションを待っているときのように思えてきた こんな擬似体験でテンションが上がるなんてとうとうどうかしてきてしまった
体調万全!すっきり快調! なんてここ数年あったことがない だるい、頭が痛い、身体が痛い 歳のせいなのか毎日酒を飲み続けているせいなのか 明らかに後者だと思うが、お酒を飲まないことで眠れなくなることの恐怖心が勝ってしまい、結果肝臓は休むことなく働き続けている 毎日万全な状態にならない代わりに風邪はひかない 一年に一度熱が出れば多いほう そういう観点で見るととても健康体だと言える ということは酒が体に負担をかけてるとも言えない ただ単に歳が私の体を疲れさせているだけなのだ
夢追ってて生活が苦しいやつはそれを全面に出したら終わりだと思う 堂々と金ないなりの態度を取って、周りに嫌われるほどだらしない生活をして、それでも自分は正しい!と豪語するやつの中の1万人に1人が成功すると思う 節約に節約を重ねたひもじい生活をして実ったやつなんて、つまらないし、信用できない
なにも遅刻するつもりで遅刻しているわけじゃない ちゃんと出かける1時間前には起きて、順調に出かける準備をしている でもどういうわけか家を出る時間を過ぎている 大体の理由は以下の通り •どの服を着る気分かわからず下着のままうろうろしている •音楽を聴いていたら気持ちが乗ってきてしまい歌い出している •トイレに何回も行きたくなり、最後にはお腹が痛くなっている 理由がわかっているならその時間を逆算して早く起きればいいじゃないかと君たちは言うが、時間を増やしたところでその時
目が覚めたら目の前に知らない男がいた 男の腕は私の首を支えている ドラマでよくあるシチュエーションについに私は出くわした ひょっとして、と思い体を確認したがちゃんと服は着ていた 理性は保っていたようだ きのうの私を褒めてやりたい 面倒なことはなにより嫌いなので、さっさと部屋から出ることにした 知らない道を歩き、知らない駅に着いた とりあえず知っている行き先の電車に乗った 平日昼間の電車は人がまばらできのうを思い出すのにうってつけの環境だった きのうは1人で飲みたい気分
首都高はいい 東京で1番の夜景を見ながらドライブできる 東京タワーが見たことない光り方をしていた きょうはなんの日なのだろうか なにかを祝しているのだろうか なににせよ東京タワーは余計なことはせずそのまま照らしているのが1番いいのだ 色をつけたり光り方を変えたりしたら東京タワーの良さが半減することはだれもがわかっているはず だれの指示であんな変な光り方をさせているのだろう AKIRAみたいな街が私に迫ってくる ここから離れたくない 東京は騒がしくて忙しいがそれが性に
外の空気を吸いながら本が読みたいと思ったので、部屋を出てエレベーターのボタンを押した 扉が開くと白い服を着た老婆が白いトイプードルを3匹連れて乗っていたので、”お先にどうぞ”と手のジェスチャーをしながら「あ、大丈夫です」と言った 老婆は大声で「なんで最近の若い子はいつも遠慮するのかね!乗ればいいじゃないの!」と怒鳴りながらも私を招き入れる様子は1ミリもなく扉が閉まった 一気に外に出る気が失せたので部屋に戻ると、ベッドの上で本を読んでいる男が「外行くんじゃないの?」と話し