めぶく9/13

今日は久しぶりの診察の日でしたが
珍しく母が家にいたので
送って〜！とお願いしました
なんだか森の奥のほうにある病院なので
いつもは電車とバスを乗り継ぎ
1日がかりの通院ですが
車だと簡単に行けるので
すっかり楽々な通院でした

そして今日はいよいよ引っ越し前日でした
明日は朝早く出発なので
一応、一旦お別れということで
日中空いた時間に
久しぶりにお庭に出てみました

我が家のお庭はもしかすると
少し広い方かもしれません
細長いお庭なので大きさが
あまりわからないのですが...

主に父が管理していて
私はたまに
洗濯物を取り込みにいくくらいでしか
お庭に行くことはありません

なので今日久しぶりに
きちんと？お庭を歩きました
お庭には松の木とジューンベリーの木
そしてシマトネリコの木があります

このシマトネリコさん
実は少し前の台風で
根こそぎ倒れてしまったのです

父が翌日に添え木を立てていましたが
その後もあまり元気がなさそうだったので
わたしはこころのどこかで
「枯れてしまうかな...」
と思っていました

今日、そういえばどうなったかな？と
思いながら、
シマトネリコさんのところへ行くと
確かに前のような緑はありませんでした
細い枝と元気がない葉っぱが少しあるだけで
なんだか寂しい気持ちになりました

嵐の中辛かったでしょうね...
とシマトネリコさんに話しかけました
（ひとりなので！！笑）

そしてしばらく葉の様子などをみていました

するとふと、発見したのです
たったひとつの新たな芽を！

1センチほどの小さな芽が
元気に美しい黄緑色をしていました
なんだか宝物を見つけたかのように
「わあ！！」と言ってる自分がいました

根こそぎ倒れてしまうほど
大きなダメージを受けたのに
また新たな芽を生み出すほどの
エネルギーを彼女（彼？）は
しっかり持っていたのです

これを「生命力」というのでしょう

「ここまでわたしは這い上がってこれたのよ」
「枯れたりなんかしないわ！」
と言われているような
そんな気がしました


「もうわたしはこの地獄から抜け出せない」
といつかのわたしは
日記にそう書いたことがあります

毎日思っていました
自分が嫌いで仕方がなくて
生きているのも大変で仕方なくて
誰かに頼ることもできなくて...

でも今思えば、抜け出せているのです
這い上がってこれました
這い上がろう！としたわけではなくて
ただ気づいたら這い上がっていました

「枯れたりなんかしない」
きっとわたしも、みなさんもそうです

苦しくて辛いとき
もう前を向けないと思ったとき
無理に前を向かなくてもいいし
這いあがろうとしなくてもよくて
ただなんとなく浮かんでみて
泣きたければ泣いて
怒りたければ怒って
そのうち誰かに頼りたいと思ったら
そっと頼ってみたりして
そうこうして息をしているうちに
気づいたら上がって来れているものだと
わたしは思うのです

息をしている限り
枯れたりなんかしない

半年間の休学も終わり
明日から新生活が始まります
きっと大変なことがあって
当たり前にすごく疲れると思いますし
うまくいくことばかりではないと思います
でも、「枯れたりなんかしない」と
わかっているわたしなら
きっと大丈夫だと思います
信じてあげようと思います

シマトネリコさんに勇気をもらって
そっと旅立てそうです

もしかしたら落ち着くまで
ブログを書けないかもしれませんが
雨宮はまた新たな気づきをたくさん得て
「書きたいー！！」となって戻ってくると
思うので、それまでどうか
お待ちくださると嬉しいです:)

季節の変わり目になります
無理は禁物です
自分を大事に大事に
あなたのままでいてくださいね

それでは
おやすみなさい