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1年間の浪人生活で学んだこと

今年の受験生は大変だな〜と思いながら自宅で課題をこなしている大学生です、こんにちは。

今日は浪人したときの話を書こうと思います。あんなに濃い充実した1年は今まで無くて、何かの形で書き留めておかなければ忘れてしまうと思ったからです。

この話を書くには、まず私が理系を目指した話を書かなければいけないような気もするんですけど長くなるので今度書きます笑

とにかく、私は高校3年生のとき受験に失敗して浪人しました。(私立は受かっていたのですが、どうしても国立に行きたかったため)理由は単純に時間不足による勉強不足でした。もともと理系科目がものすごく苦手で数学で最低評価をとったこともあったり、学校の成績も良い方ではありませんでした。ただ英語と国語は得意でした笑

受験生1年目、つまり高校3年生のときは理系科目が苦手なのに塾では生物しかとっておらず数学の偏差値は38とかとったこともありました(恥ずかしい)。

その上、私の通っていた高校は少し特殊な進学校でみんな大学の名前を求めて受験に挑んでいるような印象がありました。また、文系の生徒がとても多く私を含めた理系の生徒は少数派で、その中でも生物選択は10人いるかいないかくらいの人数だったと思います。周りの友達につられて私もその時は大学名にこだわりすぎていたように思います。そのことによって本当に大事な「大学で何を勉強するのか」という視点で考えることが後回しになっていました。

自分の高校の外の価値観をもっと見ておくべきだったと反省しました。

塾のチューターの方のこともちょっと苦手で、相談に行かなかったので受験に関してあまり情報を得ることもできず、受験勉強も自己流でがむしゃらにやって、、、大学受験を迎えることになりました。

私立の大学は自分の得意な英語・国語・生物で受けることができたので合格しましたが、国立は前期・後期とも不合格でした。

そこで、「1年間一生懸命やってダメだったら諦める」という気持ちで浪人することを決意しました。現役時は、「浪人するかもしれない」という気持ちがありタイムリミットが曖昧だったのですが、浪人時は1年というタイムリミットがはっきりと設定できて毎日頑張ることができたように思います。

浪人時の生活を少し振り返ってみようかな、と思います。

朝起きて、数学の計算問題を解き、朝ごはんを食べて予備校に通学。授業開始まで自習をして授業が全部終わると、帰ってすぐにお風呂に入って、夕ご飯を食べてまた勉強。そして就寝。という生活をただひたすら繰り返していました。たま〜に家族や友達と外食に行ったりしていました。

辛いと思われるかもしれませんが、実はあんまり辛くなかったです。なぜなら、高校のときと違って理系の学部を目指す生徒がたくさんいたし、みんな浪人生だし笑、推薦入試で先に進路が決まる生徒などがいなくて、仲間がたくさんいるように感じたからだと思います。

友達も少ないけれどできました。高校の時は周りに国立理系一般入試の子がほぼいなくて相談をしても共感してくれないだろうな、という思いをすることがよくありましたが、予備校では志望校別にクラスが分かれているので不安な思いもみんなで共有できました。また、周りを見てみるとレベルに関係なく、自分のやりたいことのために受験をするんだ、という意識が感じられ現役時に気づかなかった目的の大切さを改めて実感したし、モチベーションも上がりました。

そんなこんなで自分と真剣に1年間向き合ったおかげで偏差値は苦手科目の化学・数学で20くらい伸びて自信につながりました。病気にもかかることなく、無事全部の入試を終えました。第一志望の国立大学には落ちてしまいましたが、後期試験で別の国立大学に合格できました。

第一志望に落ちてしまったことは本当に悔しかったですが、それ以上に1年間の充実感というものがものすごくあって、今では満足しています。

「浪人してよかった。」

これは浪人生だった友達がほとんど全員言っていることです。

確かに現役合格することが一番ですし、浪人することは必須ではありません。でも浪人してよかったと心から思えるくらいに一生懸命努力した自分に本当に誇りを持っています。

失敗を経験することは悪いことじゃないと思います。それを乗り越えるときに努力することで自分に自信がつくことがあると思うんです。たった1年間の大学受験のためだけの経験だったけれど、これからもこの経験は役立つと確信しました。

最後に浪人させてくれた両親と浪人の文化が浸透している日本に感謝します。

あめ

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