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お肉を食べることって本当に必要?

こんにちは、あめです。

環境問題は地球に住んでいる私たちであれば、避けることのできない深刻な問題ですよね。そんな環境問題について考えるにあたって自分の「当たり前」を疑っていくことって本当に大事だと思います。

今日は「お肉を食べること」を疑ってみたいと思います。

環境問題についてよく調べている人の間では知られたことですが、お肉を食べることは環境破壊につながるんです。

お肉を食べることは食文化 「当たり前」とされてきましたが、地球環境が悪化して、また先進国で飽食が進んでしまった今、見直すべき行為だと思うのです。

動物愛護という視点もありますが、その視点について考え始めると、すごく難しくなってしまうので「健康」と「環境問題」の2点からお肉を食べることを見ていきたいと思います。

健康

まず、健康の視点から考えてみると、お肉を食べることはメリットよりデメリットの方が多いように感じます。

食肉を介した食中毒の事件もありましたし、肉類の摂取は大腸癌のリスクになる、という研究結果もあるようです。きちんとした菜食であればそのような問題は生じないでしょう。

以上のようなリスクを逆に考えると、ベジタリアン/ヴィーガン食は糖尿病や腎臓病などの様々な病気の予防・改善にも有効であるということです。よく、「ベジタリアン/ヴィーガン食ではタンパク質が足りないのではないか」ということが言われていますが、そんなことはありません。食事を工夫すれば適切な栄養バランスを達成できます。ベジタリアンフードガイドピラミッドなるものもあります。

ただ、ビタミンB12とビタミンDが不足することがあるようです。卵・乳製品を食べるベジタリアンであれば問題ないようですが、厳格なヴィーガンの方はサプリメントで摂取する必要があります。

環境問題

お肉を生産する過程を考えてみると、お肉を食べることが間接的に環境に影響を与えるということが理解できると思います。

まず、牛や豚、鶏を育てるために土地を必要とするでしょう。そしてその家畜たちは草などの餌を食べます。家畜が草を食べれば草の生えていた土地は荒れてしまいますし、米などであっても家畜の食べる米に対して私たちが食べる肉の量は非常に少なく、菜食に比べて効率が悪いことがわかると思います。

また、牛はゲップとしてメタンガスを大気中に排出することが知られています。アメリカ合衆国環境保護庁の発表した、経済セクター別グローバル温室ガス排出量の数値では牛のゲップが全体の6%を占めています。これは建物関係で排出される温室ガスと同じ割合です。

以下の動画がわかりやすく説明しています。


もちろん、全人類が完全にお肉を食べることを完全にやめるのは不可能だと思います。畜産の方々の生計を左右してしまうという問題も生じると思いますし、簡単に肉食を完全にやめることは勧められません。でも、皆んなが協力してそれぞれのライフスタイルを変えていかないと地球のタイムリミットに間に合わないような気もしています。

どうやって変えていこうか

今までよりもお肉の量を少なくすること。例えば、ひき肉の中にかさましとして大豆ミートを使用すれば、お肉の味も味わえるし満足できるのではないでしょうか。お肉を食べる頻度を下げれば、食べるときにより美味しく感じるかもしれませんし!

私は、一つのポリシーとして「肉を調理しない」というのを守っています。家族は肉を調理しますが、私はしません。魚や大豆ミートを使った料理をします。そのようなポリシーを持ち始めて、家族とそのことについて話すようになってから、環境問題についての話題が増えました。

食というのは「食べる」という単純な行為ではなく、全ての人が必要とする行為だからこそ、このように自分以外の人の意識を変えることができる、とても重要なことだなと実感しました。


私は今実家暮らしなのでほとんど家族に食事を作ってもらっていますが(ありがとう)、たまに私が作るときは以下のリンクにあるレシピを参考にして大豆ミートを使った料理を作ったりしています。

大豆ミートは長期保存もできるし、タンパク源としても優れています。スーパーにも(あまり目立たないけど)売っているので、食べたことのない方はぜひ一度試してみて欲しいです!調理するときは味付けの濃いレシピを選ぶと、よりお肉らしい料理になると思います!!


地球の未来のために、少しだけでもお肉を食べることを減らしてみませんか?


参考文献
「ときどきベジタリアン食」日本評論社 蒲原聖可
「ベジタリアンの医学」平凡社 蒲原聖可

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