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「雨の読書会note」を始めます。

はじめまして。福岡県田川市でフリーペーパーを作っている炭坑夫の寝言というグループで文章を担当しているタカキと申します。

ひょんなことから、クボレナという女性と「雨の読書会」という読書会をすることになったのですが、その読書会について、参加者以外の方にもその活動を知って頂くため、このnoteを始めることになりました。よろしくおねがいします。

さて、2021年10月29日に初めて開催された「雨の読書会」で、僕はエドワード・ゴーリーという絵本作家の『おぞましい二人』という残酷で悲しく怖い絵本を紹介しました。

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生まれながらに救いようのない二人の男女が送った絶望的な人生が描かれた絵本です。

23歳の誕生日の時、ある女性が僕にこの絵本をプレゼントしてくれました。僕は、その絵本を読んだ後、その女性と結婚したいと思いました。

この絵本には、大事なことが描かれてある。

僕は、この本をプレゼントに選んでくれたその女性と、その大事なことを共有できると確信しました。

4年後、僕はその女性と結婚しました。今では二人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしています。

1冊の本には、人の人生を変える力があります。そして、大事なものを伝える力があり、大事なことに気づかせてくれる力があります。また、人は本を通じて言葉にできない大事なものを共有することができます。

もっと本を手にとってほしい

2021年の8月が終わる頃、福岡県田川市のいいかねPaletteの住人であり、スタッフでもあるクボレナという女性から「読書会をしたいから手伝ってほしい」と相談を受けました。

福岡県田川市にある「いいかねPalette」は廃校を利活用した施設で、ドミトリーやシェアオフィス、サテライトオフィス、ゲーム、音楽スタジオ、レコーディングスタジオなど、色んなことができます。


クボレナは、いいかねPaletteにある小さな図書館「シェアライブラリー」を管理していましたが、訪れる人達が本を手にとってくれないことを残念に思っていました。

そこで、いいかねPaletteを訪れる人達にもっと本への興味を持ってもらえるように何かしたいと考え、読書会を開催したいと思ったそうです。

いいかねPaletteのシェアライブラリーで行った打ち合わせの中で、僕はクボレナとこのシェアライブラリーがどうなったら最高なのか、その具体的なイメージを共有しました。

つい、そこに置かれてある本を手にとってしまう、そんな本棚がある空間。

それがクボレナが持っている理想的なイメージでした。では「そんな本棚」とはどんな本棚なのか。

「表現の本棚」を作りたい

紹介する人の感情や想いが書かれた紹介文、絵、詩、文章などが置かれている本に添えられている。

それは本の紹介でもあり、その本を紹介する人の表現でもある。

その表現を通じて、その「本」と紹介する「人」と「自分」を「つなぐ」ことができれば、本を手にとってくれるのではないか。

クボレナのイメージを聞いた時、僕はとても良いなと思いました。そして、僕もそんな本棚を作るお手伝いがしたいと思いました。

この本棚を僕とクボレナは、「表現の本棚」と呼ぶことにしました。

第一回読書会は満員御礼感謝感謝

そんなこんなで、読書会を通じて、参加者の皆様と、この表現の本棚を作るくべく、第1回雨の読書会が開催されました。ありがたいことに、10人という定員はすぐに埋まり、満員御礼の中、色んな方に集まっていただきました。

会場であるいいかねPaletteの給食室は、とてもいい雰囲気でした。黒を基調とした空間の中で、明かりがとても暖かく、初対面の方がたくさんいらっしゃったにも関わらず、参加者の皆様は、それぞれに楽しそうにお話をしていました。

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給食室にあるtas coffeeの美味しいコーヒーを飲みながら、約2時間、参加者5人+ファシリテーター(クボレナと僕)の6人が2つのテーブルに分かれて、一人ずつ持ち寄った本について、お話をしていきました。

第1回目のテーマは「お気に入りの本、興味のある本」でした。次回は、第1回読書会のレポートを書いていきます。

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。この雨の読書会は、関わってくれる皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。メッセージやコメントなどを残して頂けたら幸いです。


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