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エジプト旅のはなし



早朝、インドのムンバイ空港からエジプトのカイロ空港に到着。
入国審査は毎回何を聞かれるかしらとドキドキする。エジプトよりもインドの方が荷物検査も入国審査も厳しかったイメージ。インドは色々と質問されたし(理解できないこともおおくて適当なこと言いすぎた)、荷物は検査されるたびに引っかかって長い列に並んで中身のチェックを受けた。結局原因がわからなくてまあいいよ!みたいなことが多い。私の前の子供は縄跳びを捨てられていて悲しそうな顔をしてた。そりゃ悲しいよ!!!

エジプトにもUberはあったのでUberでハンハリーリ市場へ。

大きなモスクが沢山あるエリアの観光客向け市場。エジプトはとにかく日差しが強くて暑い。この日は睡眠不足もありリュックがすごく重く感じた。向こうの人は暑くても長袖が多いけど、肌を守った方が涼しく感じるんだ!と納得した。
市場には香水瓶やポーチ等、お土産が沢山あって食料品のお土産以外は大体ここで何でも揃うしなによりとっても安い!

Tシャツが300円ポーチが50円とか?
JORDIという有名なお土産屋さんは値段が書いてあったけど、他は書いていないので自分で交渉していかないといけない。とにかく高い値段で攻めてくるのでこっちもできるだけ低くできるように頑張る!薄くて涼しい服が欲しくてワンピースを友達と買った。はじめは5000円を提示してきたけど最終1500円くらいになった。多分1500円でもエジプトにしては結構高い。

エジプトは水が1本10円もしない。一度町の商店で500ml60円くらい(20エジプトポンド)で売られたけどあれはぼられていたんだと思う。(安いから良いかと思ってしまった)
暑くて死にそうだったのでマンゴージュースを頼んだら、生搾りのマンゴージュースがでてきた(ちゃんと氷が入っていないことを確認した)。エジプトは果物ジュースが本当に美味しい。帰国前、少しお腹がゆるくなったけど(多分歯磨きを水道水でしたから)エジプトはインドほど水の心配はなかった。



後エジプトの人はみんな日本人にペンをくれと求めてくる。このお店の人もペンはないのか?と。初めは意味がわからなかったけど、とにかく日本製のものはすごく良いと思っているらしくて(特にペン)チップ代わりにペンを欲しがるらしい。友達がポケモンカードを持ってきてくれていたのでポケモンカードをあげた。ペンなんか山ほど家にあるから、もっと何か持ってこれば良かったなと。
チップ文化はどうも慣れない。本当にあげたい人はチップを要求してこない。大体の人は勝手に写真を撮るポーズを教えてきたり、頼んでもいないのに探していた店まで案内してきたり、全部勝手に親切を装ってチップをくれよと言ってくる。なんて厚かましい!
親切は自分のためにではなく人のためにやるものなのだ。もちろんそういう人たちは、ハナからお金のためにやっているから親切でも何でもないんだけど。

Uberはこの旅で何十回と乗ったけど、エジプトは公認されていないからなのか、マッチしてから現金で支払いをしてくれとメッセージを送ってくる人が多かった。向かってきている車をキャンセルしてまた別の車を探す。この作業を何度も繰り返すのが炎天下の中ではきついところがあった。Uberは値段が決まっていてVISAで払えるというところがいいところなのに、現金30ドル(めちゃくちゃ高い)で良いよ!とか送ってくる。友達がなめとんのか!とメッセージを送り返していて、私はこの友達が好きだな〜と思った。

そんな中でも最高に素敵な人もいて、沢山英語で話しかけてくれて、ピラミッドはぼったくりが多いから注意してよねと教えてくれたり"エジプトはモスクや建物が綺麗だから良かったら紹介するよ!"とわざわざ遠まりして見せてくれたりした。道に車を停めて写真を撮ってくれたり困ってることがあったら何でも聞いてねと。私は海外ではお金目当てだ!とすぐ人を疑ってしまうから、これも高額のチップを要求されるゾと思っていたけど本当にただただ親切な人だった。もっと純粋な気持ちで接したら良かったと少し反省した。
勧誘の人たちもしつこいけどやっぱり人間ではあって、普通に無理に要求はしてこないし会話をするのは楽しい。

ヨーロッパは喋りながら荷物を狙っていたりするからタチが悪い。もちろん完全ではないけれどインドやエジプトの方がそこら辺は安心して過ごすことができた。

エジプトはピラミッドのイメージしかなかったけど実際は街で都会だった!場所によって差はあれど高層ビルも沢山あってマクドやケンタッキースタバなんかもある。正直わたしはエジプトを舐めていた。ごめんなさい!

イスラム教なのでご飯はハラルが多くて、お肉もチキンのみ。お酒も街にあるひっそりやってる酒屋で買って黒い袋に入れてもらって持って帰った。エジプト料理のコシャリも食べたけど、基本ピザばっかり食べてた気がする。



エジプトでは沢山博物館に行った。
考古学博物館、大エジプト博物館(プレオープン)、国立文明博物館。国立文明博物館が設備も整っていて見応えもあったかな?初めてあんな数のミイラを見た。髪の毛も歯も綺麗に残っていてこんな人が何千年前に確かに生きていたのだなと不思議な気持ちになった。


考古学博物館はエアコンがないのでとにかく暑くてしんどかった。エジプト大博物館はプレオープンで見るものが少なかったけどお土産やさんが本当に可愛くて沢山買ってしまった。ここは流石に良い値段のものが多かった。(それでもノート300円、ポーチ1000円とか?)プレオープンなので入れないところが多くて残念だったけど日本人がかなり関わっているそうで、日本語が至る所にあるのが嬉しかった。



エジプトでの滞在ホテルはcomfort in gizaというところ。到着した時は不安でしかなかったけど、ちゃんとしたホテルで朝食もついていた。何よりバルコニーからピラミッドが見えるのが最高だった。部屋はお湯が出たし言えば掃除もしてくれた。半日でゴミ箱が満タンになるくらいエアコンから水が落ちてきていたことだけがマイナスかしら。あ、あと朝ごはんのフルーツからニンニクの味がしたこと。



エジプトのメインと言っても過言ではないピラミッドとスフィンクス。暑いのは嫌だから7時半ごろから観てまわった。朝なので人も少なくて見やすかった。

ピラミッドの中は思ったよりも過酷で、中腰で急な階段をはあはあ言いながら登った。しんどすぎて、国なんて関係なくそこにいる人たちみんなで謎の一体感があったのがすごくよかった。帰りの道ではすれ違う人に頑張れ!もうすぐゴールよ〜と言っていた。


日本でだと私は多分そんなこと言わない。やっぱり何か海外に行くとオープンになる気がする。
ラクダに乗りたいのに思ったより勧誘がなくて、ふらふら歩いていると中国人のバックパッカーの人に会った。
シリアやトルコとにかく色んな国をまわってるらしい。英語は喋れないそうで携帯の翻訳を使って会話をしていた。
(私は今まで拙い英語で会話をしてきたけど確かにその手があるよなと最終日にして翻訳機を使い始める。)
一緒に交渉した方が安くなるかもとラクダのおじさんに交渉してくれて(もちろん翻訳機で)30分ピラミッドの周りと、写真、スフィンクスまで連れて行くプランで1人7ドルになった。友達と5ドルで行けたら良いよねと話していたけど、ラクダから降ろしてくれないとか写真で別料金要求されるとかそんな変なことがなかったから良かった。


このバックパッカーボーイは日本のアニメが大好きなとっても素敵な良い人だった。たくさん話をしたりラクダの後もスフィンクスの周りを一緒にまわったりした。中国人ツアー客に混じってガイドが話をしているのを盗み聞きして、私たちに翻訳して教えてくれるのが可笑しかった。

こういう出会いが旅という感じで好きだな〜と思った。英語でなんとか伝えることができても、会話をするとなるとなかなかスムーズにいかなくてもどかしいことが多い。帰ったら少し英語を勉強しようかなという気持ちになっている。今のところ。

エジプトの郵便局に行って切手を買い、ポストカードを日本に送った。はじめて海外からエアメールを出した。ちゃんと届くと良いな。郵便局ではドルが使えなかったので銀行で10ドルだけエジプトポンドに換金した。本当にエジプトはドルで生きていける。(無理やり押し通したお店もあったけど)


色んな人からエジプトは海が綺麗だと言われた。帰りの飛行機で横になった中国人からも海の写真を見せてもらったし、これまでに訪れた場所で一番良かったと言っていた。海は少し離れていたので時間が足りずいけなかったのが悔しい。海ではないけどナイル川はヨットで周遊した。

手でヨットを操作してた



帰りの飛行機で席が横で仲良くなった中国人は9月日本に遊びにくるらしい。嬉しい。食べきれないからとマクドのポテトをくれた。お腹いっぱいとかonly youとか聞こえたから私に全部くれたと思って友達にも分けてたら途中で横から手が伸びてきて、あ、これはそうじゃないやつだと何事もなかったかのように、私と彼の机の間にポテトを戻した。


今は中国。トランジット。
もうすぐ日本だ〜長いようで短いようで…。
明日から現実に戻らなくては。お金も稼がなくては!

あ。エジプトはみんなノーヘルでバイクに乗ってた。あと、ピザハットに行ったらお釣りないからお釣りはあげないて言われた。(本当にレジの中は空っぽだった。)ゆっくり眠りたい〜

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