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空っぽの本当の私になれた日【サカナクション】

イヤホンから流れる音楽を聴いて、初めて涙を流したのはいつだろう。
ライブを見て、初めて心を打たれたのはいつだろう。
目の前の光景から言葉にできないほどの感動を味わって、音楽の力に惹かれて、自分の言葉で表現したい、と強く思ったのはいつだろう。

私が経験してきた、音楽でのたくさんの感動の根源を辿ると、
どれもこれも"サカナクション"が創り上げたものでした。



さて、1ヶ月半も前のことになってしまいますが、、
6月28日に、ファンクラブ会員限定で行われた、ファンクラブイベント、NF OFFLINEに行ってきましたよ〜、というお話。


まず、大前提として書かせていただきたいのが、
私は、サカナクションに出会って、音楽の視野が広がりました。
当たり前だけど、私が聴いているものだけが全てじゃない、ということ。
そして、音楽には、ファッションやアートなどいろんなものに通じていて、私たちの生活を鮮やかに彩るものであるということ。
音楽が世に出る背景には、たくさんの人たちが関わっているということ。
細かく挙げだすとキリがないくらい、私の知識の幅を広げてくれるきっかけを与えてくれました。
大げさではなく、サカナクションは私の人生を変えた、特別で大好きなバンドなのです。


今回のNF OFFLINEは、”サカナクション”ではなく、”サカナクションの山口一郎”としてのライブでした。
つまり、バンドセットではなく、アコースティック主体の弾き語りのライブ。
今まで、何度もサカナクションのライブには行ってきましたが、弾き語りのライブは初めてでした。
バンド演奏ではない、サカナクション山口一郎としてのライブ。
しかも会場は、サカナクションのライブで何度も訪れたことのあるZeepOsakaBayside。
あの大きな会場で、サカナクションのライブではなく、山口一郎一人のライブを見る。
正直、ライブの概要を見ても頭の整理が追いつかず、どこかふわふわした気持ちで会場に赴きました。

会場までのBGMはもちろんサカナクション。
いつものライブだったら、この曲聴きたいな〜この演出どうなるかな〜なんてワクワク想像を膨らませるのですが、
「この曲聴きたいな〜。
あ、でも今日バンド演奏じゃないんだよなー…。
てことはこの曲やらないんじゃ…?
いや、そもそもアコースティックでサカナクションの曲を演奏ってどうなるの…??
いつものライブの感動は5人でこそ生まれるものでは…???」
という思考がぐるぐる渦巻いてやっぱり頭の中が大混乱。

深く考えると会場に着く前にパンクしそうだったので、頭をまっさらにして、サカナクションの曲っていいよな〜という感想を持ちながら会場に向かいました。笑


Zepp Osaka Baysideは、サカナクションがZeppツアーをする時には毎回行っている会場でした。
確か、Zepp Osaka Baysideができてすぐ?くらいにサカナクションのツアーがあり、私にとっての初Zeppは、その時のZepp Osaka Baysideでした。
なので、歴史が長いZeppNambaよりもZepp Osaka Baysideの方が私には馴染みがあるという…笑
Zepp Osaka Baysideは、海が近くていいところです。
大阪駅からいくと、手前にUSJへの最寄駅があって、たくさんの人が下車するのですが、
そこで降りなかった人たちは、バンドTシャツだったり、グッズだったり、イヤホンやヘッドホンをしてる人がたくさんいて、「この人たちも同じ会場へと向かう、今日という日を楽しみにしてきた人たちなんだな、」という想像を毎回しています。

そんな同じ目的をもった人たちと一緒に揺られながら会場へと足を運ぶ、その時間すら楽しくて嬉しくて、、
会場に着く前からワクワクした気持ちで満ち溢れるZepp Osaka Baysideが私は大好きなのです。



会場入りをすると、いつもは立ち見だった会場に、パイプ椅子が並べられていました。そして、1つ飛ばしでの着席。
こんな大きな会場で、こんなにゆとりを持って、しかも着席できるなんて、なんとも贅沢な使い方だなぁ、と思ったのが正直な感想。
まぁもちろん現在の状況下ですから、消毒だけでなく、座席間隔の確保まで徹底してくれているというのはやはりありがたいなと思いました。

会場に入って今までぎゅうぎゅうでライブを見ていたけど、Zepp Osaka Baysideってこんなに大きかったのか、と改めて驚きました。(今更ですね笑)
そして、懐かしさすら感じました。
(最後にこの会場でライブを見たのはいつだったかな、と振り返ると、なんと2018年のサカナクションのツアーでした。そりゃ懐かしく感じますよね笑)
そして、ぐるりと回りを見回すと、壁伝いに垂れ下がっているライトに目がとまります。

今までどこかふわふわしていた気持ちから大きな期待へと変わる瞬間でした。
なんてったって、今日のライブは、"サカナクション、山口一郎"のライブです。
このライトがただの煌びやかな装飾で終わるわけがないのです。

事前に配られていた用紙から、今日限定のインスタグラムアカウントの追加をして準備は万全です。
ステージにセットされている”部屋”のような空間を見つめながら、ライブが始まるのを待ちます。
(部屋のようなセットたちを見つめている間、「あれ、私は演劇を観にきたんだっけ…?」という感覚に陥った瞬間も少なからずありましたが。笑)


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ブーーーーと、会場前のブザーが鳴り(本当に観劇時みたいだな、と思っちゃいました、笑)

少し経つと、明々としたライトの下、山口一郎がなんの演出もなく、そそくさと登場しました。
まずこの状況に、私はびっくり。笑
サカナクションのライブを見たことがある人ならわかるかと思いますが、サカナクションのライブは、もはや一種のアート作品のような、隅から隅まで精密に創り上げられたものなのです。
会場のライトが落ちて、静まり返ったその瞬間から、サカナクションのライブは創り上げられているのです。

しかし、今日のライブ(もはやこのとき、今日の公演をライブと言っていいのかどうかすらちょっとわからなくなっていました笑)は、ステージ上を自由に歩き回って、お茶を飲んで、マイクスタンドの位置を直したり、マイクコードが絡まっているのを直したりする一郎さんが目の前にいました。
インスタライブなどで見かける、素の感じで、これがファンクラブ会員限定の特別感なのか…!と、やはり頭は大混乱。笑


ギターを首から下げ、マイクスタンドの前に立ち、アコースティックでの演奏は始まります。
『新宝島』『ドキュメント』『忘れられないの』
合間に、曲のエピソードを交えながら、一郎さんの声とギターの音だけで構成されたシンプルな楽曲。
もちろん演奏中も一郎さんの表情がしっかりとわかるくらい明るい照明でした。
「今日はずっとこんな感じだけど大丈夫?笑」
「こんな感じでインスタライブの時みたいにゆるくやってくよ笑」
という微笑と談笑を交えながらの演奏。

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(※演奏中以外は写真撮影OKでした)


緊急事態宣言以降くらいから、一郎さんは、インスタライブで積極的に配信をしています。「#夜を乗りこなす」というタイトルのもと、毎週ライブ映像をYoutubeで配信したり、インスタグラムで一般の方とビデオ通話形式で話しをしたり、弾き語りをしたり。

はじめのうちは、私もそれらすべてを追っていたのですが、
次第に追わなくなってしまいました。
緊急事態宣言後、休業していたこともあり、仕事が始まったから・忙しくなったから、というのも理由としてはありますが、以前見ていた配信や一郎さんに関する記事で、ファンの方のコメントや投稿が目にとまり、少し距離を置いてしまうようになりました。

私が気になったのは、簡単にいうと、全面的に山口一郎さんを擁護するファンの方のコメントでした。擁護、と言っても、過激に必要以上に擁護する、といったような感じ。
それが悪い、というわけではなくて、なんというか、その人個人の思想や意見を持たず、山口一郎の言っていることだから正しい!というような、山口一郎という人物を神格化しているような印象を受け、
私も周りを見ず盲目になってしまっているのではないか、自分の意見を持って、彼らの事象を見ることができているのか、と少なからず不安になりました。
生配信等は癖でコメントを見てしまうので、一旦距離を置きたい、という気持ちからインスタライブは見なくなりました。

その時の私の選択に、私自身後悔はしていませんが、
「インスタライブみたいに」という発言を聞いて
、あーそーいやインスタライブもこんな感じでゆるくやってたなぁ〜見ときゃよかったかなぁ〜と、ふと思ったり。

それにしても、このゆるりとしたアコースティックライブ、というよりファンイベント。
あれ、こんな感じで進行していくのか
と、なんだか拍子抜けした感じでした。
私がすべてを追わなくなって以降、サカナクションは大きく変わったのかな、とすら思いました。
そう思ってしまいましたが、その考えはすぐに覆されます。
(これも補足で言っておくと、私はNFOFFLINELIVE配信を見ていません。見たかったのですが、その時期仕事が忙しく、全く見る時間がなく、気づけば配信が終わっていました、、、)


『フクロウ』は弾き語りでもやっぱり良さが出るよなぁ〜
なんてぼんやり思っていたら、いつの間にか会場は、私がよく知るサカナクションの世界へと一変していました。
ここからは演奏後のトークもなく、曲が続きます。
さっきまで明るく照らされていた会場の明かりも色を落とし、深い海の底へとゆっくりゆっくり誘っているかのような感覚へと陥りました。
そして、そんな暗がりの中、美しく揺蕩うオイルアートのような照明に目を奪われます。暗い会場内に響き渡ったのは静かなメロディ。

『ネプトゥーヌス』

最初のメロディが聞こえてきた瞬間にこの曲だとわかり、
それと同時にゾワっと全身に鳥肌がたち、
思わずグッと手に力を込めて、
喉の奥がぎゅっと縮こまり、
息の仕方も忘れてしまうほど、
私は一気に深い海まで落ちていってしまったようでした。

この曲をライブで聴くとき、毎回、うまく息ができなくなってしまうのです。
繊細で儚く、でも必死で生きている力強さ・生命力を感じる曲。
はじめは狭い小さな箱の中。外の世界を夢見て必死に抗って生きているみたいで。
曲が終盤へと向かうにつれて、音数が増え、コーラスが加わり、壮大な世界へと変わるその変化が素晴らしくって、照明の変化なども相まって、いつもいつも圧倒されてしまうのです。
今回も例に違わずそうでした。
気がついたら、うまく息ができなくなって、
気がついたら、まばたきをしたくないと思うほど目の前の光景がグッと視界に入り込み、
気がついたら、ただただ泣いていました。

まさに、目の前の光景に心を奪われる瞬間でした。

別段、この曲に特別思い入れがあるわけではなくって、特別素晴らしい凝っている演出というわけでもなくて(いや、もちろん照明や映像など素晴らしいですよ!)
この曲で毎回こんなにも心を揺さぶられるのは、一郎さんの歌い方、心の叫びをまっすぐに受け止めてるからなのかなぁ、と思ったり。
というのも、この曲、普段は、いい曲だな〜くらいの感覚で聞いているのです。
そして毎回涙してしまうのは、ライブの時だけなのです。


ポロポロと落ちていく涙を拭わぬまま、私はじっとステージに目をやりました。

期待でワクワクする感情ではなく、ほとんど無に近い状態でした。
音楽を空っぽの全身で享受する
、まさにそんな感じ。
そして、この無防備に流れ落ちていく涙こそが、何も取り繕わない”私"なのだと思いました。
目の前の音楽を前に立ち尽くすしかない、”まっさらな状態の私"が今ここにいること。
幾重にも纏わりついていた殻を引っぺがして音楽と向き合えていること。
そんな状態の”本当の私"になれたこと。
それがとても嬉しくてたまらない気持ちになりました。


そして、そんな感情とともに、私の心もちは「山口一郎のファンクラブイベント」ではなく「サカナクションのライブ」へと完全に変わりました。
『フクロウ』、『ネプトゥーヌス』と続く演出を体感して、サカナクションの創り上げる世界に両足からどっぷり浸っているのです。
ここまで入れば、もうあとはゆっくり深いところまで沈んでいくだけです。

そして、そんなことは想定内だと言わんばかりに、ライブでもよく披露される、東京の街を背景にして歌う『ユリイカ』、静かな空間にゆったりとした時間の流れを運び、匂いまでも届いているかのような錯覚に陥る『茶柱』が続きます。

そして美しい旋律が響きます。
『ナイロンの糸』

綺麗だけどどこか後ろ髪を引かれるような、不安と焦燥でゆっくりゆっくりと進むようなこの曲。
そして、この曲とともに、会場に張り巡らされていたライトがパッと姿を表します。
深いところまで潜っていた私は、その明るさに目を奪われました。
じっと前だけを見つめていたのですが、上からも漏れてくる光に気づいて、ハッと我に帰り、頭上を見ると、確かにそこからも光が降り注いでいました。
おそらく、ミラーボール。
そして、会場内壁面に張り巡らされた無数のライト。
幼い頃、田舎町で見た、夏のキャンプ場の夜空。
「星が近ーい!!掴めそう!!」と無邪気に空に向かって手を伸ばした、忘れもしないあの美しい夜空。
私が見ている光景は、まさにそれでした。

ここが屋内であることを忘れてしまうほどに満天の星空。
その景色の美しさに思わず見とれてしまうほどでした。
この時ばかりは、『ナイロンの糸』をライブで初披露された時に感じた不安や焦燥感は全くよぎらず、ただ純粋に美しい、という感情に陥りました。
深海奥深くに沈んで、私という存在すら、この音の海に紛れて消えてしまったんじゃないかという錯角に陥っていたのですが、
この無数の星たちがちゃんと会場にいる一人一人を照らしてくれて、
ちゃんと私は存在してるんだ、みんなもちゃんとここにいるんだ、ということを再認識しました。


これから先、どうなっていくかわからない現状。
少なくとも私はこのライブに足を運んだこと、後悔はしていないけど不安が全くないわけではありませんでした。
少し先の未来さえ明るく思い描くことができない現在。
みんながみんな、真っ暗な小さな部屋の中にこもっているような感覚。
隣に人はいるのに、真っ暗だから顔が見えない、色がわからない、温度も伝わらない。
何もかもわからないこの真っ黒な現状。
そこにパッと現れた無数の星たち。
そんな不安な”今の状況”すらも照らしてくれる。
ちゃんと私たちはここに存在して、明るい場所も存在するよ、と声をかけられたような、真っ暗な部屋から手を引いて連れ出してくれたような、なんだかそんな気がしたのです。

あまりこういう言葉は安直に使いたくないのですが、
この明るい美しい目の前の光景に、なんだかとっても、救われたのです。

そして、『シーラカンスと僕』で、星空の下だと思っていたものは、もしかして、深い海の底から眺める、泡だったのでは…?と、そんな考えがふとよぎります。
それほど、景色は一転して海の深い深いところへと変わったのです。
このまま海の奥底で漂うのかと思っていましたが、そこに一筋のわずかな光が漏れてきます。

『白波トップウォーター』

静かで繊細で美しいこの曲が、海の底にいた私にすっと手を差し伸べてくれるように、優しく温かくメロディは流れて行きます。
この曲はとにかく、キラキラと光る透き通った青の波と砂浜の白が連想される、本当に綺麗な曲なのです。
“スパンコールな波際で 浮かび続けるんだフローター”
陽に照らされてキラキラと輝く波の様子を、”スパンコールな波際"、と表現する、その美しい感性・言葉選びに毎回思わずため息が漏れてしまうほどです。


この曲を最後に1部は終了。
明るく照らし出されるステージを見て、私はちゃんとずっとここの会場に居たんだな、と再認識します。
(何せ深海に潜ったり星空を見たり、たくさんの景色を体験したので…笑)
10分間の休憩を挟み、2部へと続きます。
休憩の間に、物販買ってね!と言い残し(どうやら売れ行きが良くないらしい笑)、休憩へと入ります。

休憩へと入った後も、なんだかぼうっとした意識のままでいました。
そして、やっぱり、今回のライブは、チームサカナクションのライブだ、と痛感しました。
お茶を飲みにきた、みたいな軽い気持ちでこの会場へと足を運んでいたので、驚きを隠しきれませんでした。
サカナクションのライブの力、演出・表現力、全てにおいて、
私たちの期待を遥かに超えて見たことのない景色を見せてくれる、という得体の知れない測りきれない私たちへのアンサー。

やっぱりサカナクションはのライブには、これからの期待と音楽の力と、ワクワクが溢れてて、毎回圧倒されてしまうな、と思いました。



休憩後、ブーというブザーが鳴り、幕が上がり2部が始まります。
2部は、1部のライブとは打って変わって、まさにファンとの交流イベント、という内容でした。
客席から、挙手制で、二人指名され、
サカナクションを好きになった経緯とか、今の職業・今していることなど、たくさん一郎さんが質問をしていく、という、なんとも不思議な光景でした。笑
(途中、マネージャーのさばちゃんによる、マネージャーのお仕事内容説明もあったりして、なんとも混沌とした空気が広がるコーナーでした笑)
壇上に上がる方を選出する場面で、私もすぐに手を挙げましたが、選ばれず。。
ただ、指名された方と同じ気分になりながら、私はこういう経緯で好きになったなぁ、なんて自分とサカナクションを振り返る機会にもなりました。笑
そして、一郎さんが、壇上のファンの方のリクエストと、ファンの方にぴったりの曲を弾き語りで演奏、という贅沢な時間がありました。
ちなみにこの日は『夜の東側』(一郎さんが間違えて、夜の踊り子を最初に弾き語ったのはここだけの話。笑)と、『セプテンバー』を弾き語ってくれました。

あっという間に時間が過ぎ、2部も終わりへと向かいます。
最後に弾き語りで演奏してくれたのは、グッドバイ。
それも、マイクなしの生声での弾き語りでした。
マイクなしで、しっかりと後ろの観客席まで聞こえてきて、一郎さんの歌に乗せたまっすぐな思いも、歌と一緒に何も介さず届いたような、じんわりとあったかい気持ちになって、私もまっすぐにステージへと目線を送りました。

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(2部はこんな感じでまったりと。笑)


演奏後、
これからサカナクションはアルバムを出すこと、ツアーをやることを発表し、私たちへ明るい先への楽しみを提供してくれました。
この今の制限された状況を乗り越えた後、あの激動の期間を経たから変われたんだ、と胸を張って言えるように、音楽のこれからをもっとアップデートしていきたい、ということも。
そして次は、5人揃ってのサカナクションを見にきてください、という言葉を告げ、
大きな拍手で終演を迎えました。

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帰り道、電車に乗りながら、サカナクションの曲を聞きました。
これから先、サカナクションはどんな曲を生み出すのか、そしてライブでどんな演出をするのか、私たちにどんな世界を見せてくれるのか。
音楽の可能性は未知数だってことをサカナクションはいつだって証明してくれるのです。
曲を聞きながら目を瞑って、今日みた光景をじっくりと反芻させました。
数時間前まで、先の未来が何も見えなくて、狭い真っ暗な箱の中にいたはずなのに、今は先の不透明な未来にたくさんの可能性が詰まっている気がしてワクワクが止まりませんでした。
今日、あのライブに行ってよかった。
心からそう思いました。


あのコロナ期間を経たから変われたんだ、って胸を張って言えるように、
私も前に進んでいきたいな。

音楽も、私も、そしてあなたも、きっと可能性は未知数だから。




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書いていたもののなかなか見直せなくて、かなーり遅くの更新となりました。。
そしてライブレポは毎回長文の傾向にあります…
ここまで読んでくださってありがとうございます!
サカナクションのライブに行ったことがない方、あの時同じ景色を見た方に私の言葉が響きますように。



きいろ。

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