そういえば相談ってあまりしてこなかったかもしれない
そう‐だん【相談】
[名](スル)問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
最近考えることに疲れてきている。
自分がこれからどうしたいのか、心の中でほんとうはどう思っているのかを考えすぎて、わからなくなっていた。
だから、だんなさんと夜更かしパーティー(おつまみを準備して、ふたりでおうちでお酒を飲むこと)を開催して、息抜きすることにした。
わたしが、自分の頭で考えすぎてわかんなくなってきた!ということを話していると、
だんなさんが
「〇〇ちゃんは、今まで相談したことないでしょ?」
と言った。
たしかに。
今の職業を選んだのも、就職先決めるときも、東京に出てくるときも。
誰かと付き合うか、別れるかを決めるときも。
結婚するときも。
そういえば、全部事後報告だった。
だから、友達には
「えー!早く言ってよー!」
「言ってくれないなんて水くさいなぁ」
とか、言われたこともあった。
でも、自分としては、大事な決断ほど、誰かの意見に左右されたくなかったし、
誰かに相談して、親身になって考えてくれたのに、その人のアドバイスに従わないと申し訳ない気分になるような気がしていた。
というのも、どちらかと言えば、わたしは相談される側の方が多いと思うけれど、
相談を受けるたびに、
(これはもうこうしたいって思って言ってるな)
と思っていた。
みんな、自分の中で答えは決まっているのに、それに気づかないフリをして、またはほんとうに気づいてなくて、相談しているように感じることがあった。
だから、相談を受けるときは、気づいてない自分の思いに気づかせてあげるような気持ちで聞いていた。
そういう経験があったから、わたしは自分がほんとうはどうしたいと思っているのかを、できるだけ自分で考えて、答えを出したかった。
ただ、今回はそれが行き詰まっていた。
だんなさんが
「一度、自分の意見を持たないままで、誰かに相談してみたら?今までの〇〇ちゃんのことを良く知ってくれてる人なら、きっと相談してくれたら嬉しいと思うよ」
と言った。
そっかぁ…
たしかに、相談したからと言って、その場で答えを出す必要もないし、たとえその人の提案通りにしなかったとしても、申し訳ないなんて思う必要もない。
それに、そもそもわたしが相談したいと思う人には、それに対してマイナスな感情を抱くような人はいない。
今まで、自分のことなんて人に相談するまでもない、こんなこと相談するのは申し訳ない、弱みを見せるのが恥ずかしい、自分で考えなきゃって思ってたのかもしれない。
答えはその時出なくても、自分の考えを外に出すことで考えが整理されたり、自分の考えに改めて気づかされることもあるかもしれない。
これから人と会えるようになったら、
「わたしの相談聞いてほしいんだけど」
ってちょっと勇気を出して言ってみようかな。
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