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ambrが注目するVR・メタバース最新ニュースまとめ【2023年12月6日】※お知らせあり

こんにちは、ambr PRチーム伊藤です。
今回はニュースをお届けする前に、ambrから皆様にお知らせしたいことがございます。

この度、ambrが企画・開発を手掛けた「TOKYO GAME SHOW VR 2022」が、2023年11月30日に開催された第7回VR Awardsの授賞式において、「VR Marketing Campaign of the Year」を受賞しました。

プレスリリースはこちら

このような名誉ある賞をいただけたこと、関係者の皆様に心から感謝します。
いつもご支援、ご協力いただきありがとうございます。
今後ともambrの成長をご期待くださいますと幸いです。

VR Awardsとは:
AIXR(The Academy of International Extended Reality)が主催する、VR分野における優れた業績を表彰する国際的な祭典です。全13部門での表彰があり、TGSVR2022がノミネートされたマーケティング部門の他、ハードウェア、映像、教育、ヘルスケア、ゲーム等があります。今回TGSVR2022が受賞した「VR Marketing Campaign of the Year」は、VRを使用しより多くの層にリーチした、独創性と創造性に富むマーケティングキャンペーンに贈られます。VR Awardsは今年で開催7年目を迎え、毎年VRに限らず様々な業界のプロフェッショナルより注目を集めています。

それでは今回もambrがピックアップしたVR・メタバース関連の気になる最新情報をお届けしていきます。



Varjo、自然な視覚と区別のつかないMR体験を提供する『XR-4シリーズ』を発表

ノキアとマイクロソフトの元幹部らによって2016年に設立された仮想現実、拡張現実、複合現実ヘッドセットのフィンランドのメーカー Varjo(発音:ヴァルヨ)が、最先端の次世代VR/MRヘッドセット「XR-4」シリーズを発表しました。このシリーズは、高解像度ディスプレイ、フォービエイテッドキャプチャーストリーム、先進のLiDAR深度センシング、カメラセンサーを融合し、人間の眼に近い自然な視界とVR/MR体験を提供します。企業向けに設計されており、Fortune 100社の25%以上が使用しています。NVIDIA GPUで動作し、Unreal EngineやUnityなど多くの3Dエンジンと互換性があると述べています。

この発表について特に注目すべき点としては、人間の眼とほとんど区別がつかないほどの視覚体験です。この技術は、宇宙飛行士やパイロットのトレーニングから医療、建築、デザインまで、幅広い産業で革新をもたらす可能性があります。また、NVIDIA Omniverseとの統合は、フォトリアルなシーンのレンダリングやMRレイトレーシングを実現し、開発者に新たな創造の道を開いています。Varjoの技術は、VR/MRの未来において重要な役割を果たすことでしょう。


Flowverse、学会でVR心理療法「VRリラクゼーション」が不安・うつ症状を改善した成果発表

株式会社Flowverseは、日本催眠学会で「VRリラクゼーション」というVR心理療法に関する最新研究を発表しました。この療法では、VR空間で世界各地の絶景を体験しながらヒプノセラピーを受けることができます。研究では、10人のクライアントに約10分間の「ニュージーランド デカポ湖」コンテンツを体験してもらい、不安とうつ症状の前後での変化を測定しました。結果として、全員の「状態不安」と「うつ症状」が改善し、7人の「特性不安」が改善されました。

VRを使用したヒプノセラピーが不安やうつ症状の改善に効果があるという結果は、新しい治療方法の開発に対する期待を高めています。このようなアプローチは、従来の治療法ではアクセスできない患者にも新しい希望を提供し、メンタルヘルスケアの分野でのVR技術のさらなる活用を促進するでしょう。


VR美術展「ARTLINK」の挑戦--新しい形のアートコミュニケーション、海外交流にも効果

VR美術展「ARTLINK」について主催の一人である齊藤大将氏の記事です。「ARTLINK」は植村友哉氏と斎藤氏が主催し、12名のアーティストとVR空間にて開催した総合美術展です。
今回は複数のアーティストを巻き込んだ初の試みであり、植村氏のリアルの個展とのハイブリッド開催となりました。
世界中どこからでもネットに接続できる環境であれば誰もが参加できるだけでなく、来場者はアーティストと直接コミュニケーションを取ることができました。1万3000人以上の参加者を集め、国際的な交流の場としても機能していると斎藤氏は述べています。

VR空間での展示会が盛んになってきていますが、VRを活用することで、アートへのアクセスのハードルを下げたり、世界中の人々にアートを広めたりすることができます。特に、国際的な文化交流を促進する点で「ARTLINK」は重要な役割を果たしています。このようなプロジェクトは、アーティストにとって新しい表現の機会を提供していますし、観客にはこれまでにないアート体験をもたらしてくれるでしょう。


最先端の空間バーチャルテクノロジーで、入院や通院中の子どもたちを応援!

フォレストデジタル株式会社は、川崎市内の総合川崎臨港病院と市立川崎病院で、入院や通院中の子どもたちを対象に「バーチャルお出かけ体験会」を開催しました。このイベントでは、最先端のバーチャルテクノロジーを用いて、子どもたちにバスや鉄道の運転席のような没入体験を提供します。3面モニターまたは4面の壁面に投影される映像により、実際の場所にいるような感覚を味わうことができます。この体験は、子どもたちの治療へのモチベーション向上に貢献し、多分野との共創により新たな可能性を模索します。

医療現場でのバーチャルテクノロジーの活用における良い事例です。
特に入院や通院中の子どもたちにとっては、現実から離れた楽しい体験を通じて、治療中のストレスや不安を軽減する効果が期待できます。またこのようなイベントは医療機関とテクノロジー企業間の協力の良い例であり、今後も様々な分野でのバーチャルテクノロジーの活用が拡大する可能性を示唆しています。


AI導入で更に加速~日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」法人サービスに会話型AI「AIエージェント」の実装を決定

クラスター株式会社は、メタバースプラットフォーム「cluster」の法人サービスに会話型AI「AIエージェント」の実装を発表しました。このAIエージェントは、バーチャル空間内でアバターとして動作し、商品説明やイベントガイドなどの役割を担います。クラスターは、コロナ禍を経て多くの法人イベントを手掛け、バーチャル空間でのサービス拡充を図っています。

近年テクノロジーの分野として注目されており、ビジネスにも活用が始まっている、AIですが、その自動化されたインタラクションは、バーチャルイベントの効率性とアクセシビリティを高めることが期待されます。これにより、企業はバーチャル空間でのコミュニケーションや企画の質を向上させ、より幅広い層にリーチできるようになるでしょう。


「メタバースビジネスの新潮流 xR技術やメタバースは顧客体験をどのように変えるのか」をテーマにオンラインセミナー開催

株式会社アイスリーデザインが、2023年12月13日に「メタバースビジネスの新潮流 xR技術やメタバースは顧客体験をどのように変えるのか」というテーマでオンラインセミナーを開催します。このセミナーは、メタバースの自由度の増加とそのビジネスへの応用に焦点を当てており、特に不明確な点や活用の躊躇に対して議論を深めます。また、同社が独占販売代理店となったデジタルファッションプラットフォーム「DRESSX」についても紹介されます​。

私たちも9月よりメールマガジンでVRやメタバースのニュースをご紹介していますが、XRのビジネス活用の幅が広がっていると感じています。
メタバースやXR技術はコミュニケーション手法や顧客体験を変え、どのような業界でも活用できる可能性があると考えます。
また最近ではこのようなセミナーが増えてきていますので、これまでXR技術に触れる機会が少ない方もこれを機にぜひご興味をお持ちいただければ幸いです。


最後に、ambrでは法人向けに仮想空間の設計・構築・運営を行なっています。

VRやメタバースにご興味をお持ちの企業様へのソリューションのご説明、お打合せ等も行っております。ディスカッションベースでのお打ち合わせも可能です。

どうぞお気軽にお問合せください。


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