映画見ました報告『目の見えない白鳥さん、アートを見に行く』
日頃映画を見ない私の映画見ました報告。
今日みた映画は、日本のドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見に行く』。
全盲の白鳥建二さんが、友人たちとともにアートを鑑賞していくなかで、言葉によるアート鑑賞という体験を生み出し、人間同士の豊穣な会話の様子を綴った作品。
ひとつの絵を友人たちと共に鑑賞する白鳥さん、全体からディテールまでのイメージと人それぞれのその絵の解釈を頭の中でイメージし、それを楽しむ白鳥さん、ひとつのひとつの作品から生み出される具象と抽象を楽しむ姿に惹かれた。
健常者と障害者の狭間って何なんだろう、自分の見えている世界は人にはどう観えているのだろう、もしかして自分の心の中に広がる世界はどこよりも広い世界ではないかと感じる瞬間があった。
自分は人とのコミュニケーションから生まれる心が通じ合う時間を楽しむことが出来ているのだろうか？
人は言葉という目に見える具象と目に見えない抽象をひとつに紡ぐことのできるこの地球上で唯一の存在である。人として生まれたことの喜びをかみしめながら映画を見終えることが出来た。
映画のきっかけになった書籍もある。映画を観て感じた思いをもう一度かみしめながら読んでみたい。
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