見出し画像

【孫子】最強戦略第1部第2章①

第一部 第2章「敵と味方の比べ方」
•彼を知り、己を知れば、100戦して殆うからず
•戦争はどのような要素でできているのか

【彼を知り、己を知れば、100戦して殆うべからず】

自分とライバルの力を知る、重要さを指摘した、極めつけの名言が「孫子」にはある。

【彼を知り、己を知れば、100戦して殆うからず】

ー彼を知り、己を知るならば、絶対に破れる気づかいは無い

日本でも、企業経営者が座右の銘としてよくあげる言葉であり、お隣の中国でも「好きな格言を1つ挙げてください」と質問すると、最も多く帰ってくるのがこの名言だと言われている。

ただし、面白いことに中国では、「己を知る」方が難しいと言う考え方もあって、順番を逆にして「己を知り、彼を知れば」と言う形で広まっている。

確かに、古来、この徹底によって勝利したと言う話はあまた存在している。

その意味では、名言に恥ないとも言えるのだが、しかしこの言葉だけを純論理的に詰めていくと、

疑問続出の事態になる。

例えば、自分がひょんな拍子で、プロの棋士と将棋で戦う羽目になったとしよう。

プロの棋士のことを知り尽くし、自分の実力も熟知できれば「100戦して殆うからず」と言えるだろうか。

不可能だ。

しかし、ここには1つカラクリがある。

ここから先は

1,809字
ビジネス、スポーツ、人生全てにおいて勝ち組になりたい人へ最強戦略を学べる。

孫子の兵法最強戦略 週3、4で更新。 ビジネス、スポーツ、人生全てにおいて勝ち組になりたい人へ

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?