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♦︎♦︎北の大地へ♦︎♦︎

函館旅行をした。

五稜郭に行きたいと長年願ってきて、ようやくの実現だ。近頃、今いる場所じゃないどこかで、まったりと過ごしたかったので心が満たされている。
せっかくなので、記憶が新しいうちに紀行文をのこす。


そもそも以前に函館旅行を試みた際は、GLAYの凱旋ライブ日程が被り、宿はおろか交通機関の予約も取れなかった。今回は、GLAYが30周年の東京でライブをしていることも確認し、スムーズに予約ができた。土地によって注意事項は違うものである。

そして、今年のコナン映画の舞台が函館だったことも嬉しい偶然だった。行くしかない! 混雑は予想されるが、そんなわけで、ぜひとも2024年のうちに行きたかった。

移動

北海道新幹線・はやぶさに乗り込み、約5時間の移動が始まった。車内は満席だ。これほど長く座り続けることに慣れていないので、やや不安。座席があっているかソワソワしてしまう。

新幹線がスピードを上げ始めて、ようやく人心地ついた。
気持ちが落ち着くと、お腹も空くものだ。お昼にはまだ早い時間帯だったが、仙台通過に合わせて牛タン弁当を食べた。仙台も行ってみたい。

食べ比べ大好き

食後しばらくすると、新幹線の揺れが激しくなった。乱気流に入った飛行機くらい揺れる。読書をしていたが、揺れに合わせてゆっくりと眠りについた。

目を開けると、アナウンスが青森到着を告げた。ずいぶん深く寝ていたらしい。寝起きでぼんやりとする。車窓の風景は、見慣れない植生だ。濃い緑の針葉樹が眩しい。北の風景はどこか似ているのかもしれない。何もせずぼーっとする時間が大好きだったことも思い出す。
前方に座る海外からの旅行客が、PCから音漏れをさせながら、はやぶさについて学んでいた。勝手に耳を澄ませる。青函トンネルの深について英語学習していると、待ち構えていたかのように「まもなく青函トンネルです」のアナウンスがある。約25分間のトンネル通過が始まった。にわかに電波が悪くなり、彼は解説ビデオを見るのをやめ、私もさわっていたスマホの電源をおとす。地図でしか知らないトンネルにいることを不思議に思った。

トンネルを抜けると……
そこは北の大地であった


「北の大地」という言い方は、私から自然に出たものではなく、車内のアナウンスの真似だ。
「新幹線は北の大地に到達しました」という言い回しが粋に感じた。車内の電光掲示板にも、♦︎♦︎新函館北斗は北の大地です♦︎♦︎と流れてきて、これから旅行記をかいてみようと決めた。
所在する大地が変わるということは、大きな出来事に思えたのだ。

新函館駅に到着した。ホームに降り立つと、涼しい風が体を包んだ。

広告がサッポロビール一色で新鮮


どこまでも続く歓迎看板を見て、ふと「はこ」の字の表記について疑問に思う。

「函」は、函館でしか「はこ」と読まない漢字ではないか?
そういえば、歴史の授業では「箱館戦争」等と常用漢字表記をしていた気がする。
この旅行中に、表記の由来を突き止めたいなと思った。真実を!

はこだてライナーに乗り換えて、五稜郭や函館山に近い函館駅を目指す。ライナーは、一面ドアで開閉はボタンで手動式だった。新鮮だ。

車窓からは、二階建ての家やまっすぐな道、なだらかな畑が見える。天気も相まって、見晴らしが良かった。
突然背の高い建物が見えた、と思ったら、函館駅周辺であった。観光ホテルが立ち並んでいる。

さっそくのお出迎え

街をあげて、コナンとのタイアップを盛り上げている。

市内の観光地ではコナンスタンプラリーを行っているようだ。台紙をもらいに、駅構内の観光案内所へ向かう。

巡るか〜

あまりにもイベントが盛り上がっており、スタンプを5個でもらえるステッカーは無くなっていた。
スタンプを集めることが大事!と気持ちを切り替え、7個集めて抽選券ゲットを目指すことにする。より多くを望む。

他にも色々と手続きをしている間に、くたびれて、お腹がすいてしまった。


そんなわけで、函館での第一行動は、ラーメン屋探しになった。旅行中に一回は函館名物・塩ラーメンを食べたかった。

街にくり出そうと思ったが、有名店である「あじさい」の支店が駅内に出ており、すぐに決定。

細麺、チャーシューもおいしい!

おいしくて、元気になった。
到着1時間以内に、「塩ラーメンを食べる」という食の最大目標を達成してしまった。
函館駅には、他にも飲食店やお土産さんがあり、充実していてすごい。

朝市

ホテルのチェックインに向かう道中で、営業終了間近の朝市に立ち寄った。また食、では無くてここにもスタンプがあるからだ。

函館は朝市も有名とのこと。水槽にうずたかく積み上げられた蟹に慄く🦀🦀🦀
早朝というものに弱いので、今回の旅ではここでの朝食は予定しなかったが、豊富な種類の海鮮丼がおいしそうだった。

どうやら、今回のスタンプラリーは、設置されたスタンプのキャラクターに合わせて、パネルが設置されているらしい。パネルは実物大なので、良い目印になりそうだ。

しかし、朝市の指定場所で、なかなかパネルが見つからず右往左往した。同じく台紙を持って困り果てている方とすれ違い、共犯者の顔。

いぶし銀な2人

ようやく発見した。先ほどの観光客の方と喜びを分かち合う。この調子で7個集まるといいな。

元町散策・旧イギリス領事館

ホテルにチェックインを済ませ、ようやく観光スタート。市鉄を使って、まずは元町へ向かう。一日乗車券もコナン仕様で、テンションが上がる。

函館元町エリアには、坂道に沿って、かつての領事館や教会、今でも残る飲食店が立ち並んでいる。かつて海外との交流の拠点として栄えていた港町だ。
足が元気な旅のはじめのうちに散策をすることにした。

急勾配の基坂の途中に、青い縁取りのこじんまりとした建造物が見えた。イギリス国旗が風に吹かれている。

爽やか

領事館の美しい庭園を巡る。薔薇が見頃を迎えていた。

まだまだ坂道は続くのだが、領事館の時点で、既に視界は開けていて、海が見えた。


領事館を出た後は、旧函館区公会堂を目指して、さらに坂道を登る。

写真に撮ると分からないけれど、
もっともっと急です
見えてきた!
先に旧北海道庁函館市庁庁舎

庁舎を見て、グリーンゲイブルズという言葉が浮かぶ。
この建物は緑ですか? 最近知ったけれど、私は青と緑の違いが分かっていない。北斎ブルーが好きだから、ということにする。

公会堂前の広場には、函館の繁栄に尽力した4人衆の銅像があった。街がどのように造られたのかに思いを馳せながら、足を休める。

旧函館区公会堂

基坂を登りきって、元町エリアで1番楽しみにしていた建造物に辿り着いた。重要文化財・旧函館公会堂だ。
楽しみにしていた理由は、今年のコナンの映画でも重要な場所となる建築であることはもちろん、派手な色味が面白いからだ。

派手〜!やった〜!


入場すると、外見に反して、落ちついた木造建築であった。寄木細工の床や窓枠が美しい。

明治時代の建築は、階段に心を奪われる
なんでこんなに綺麗だと思うんだろう


再現された家具は豪奢で、建築全体とのバランスを楽しんだ。調度品を間近に見ることができた。模様に見入ってしまう。

唐突な映えゾーン
❤️1910は建設年❤️
天井が美しい/紫の布貼ソファがかわいい


途中の展示で二度の修復の歴史を知る。
外観は桃色一色だった時代が長く、市民に親しまれてきたそう。インパクトの大きい「青灰色」と黄色の外観は、建設当時の再現だったとのこと。
そのため、青と黄色の外観になった時には「市民の間で物議を醸した」と書いてあり、笑ってしまった。修繕の歴史表に、街のざわつきが残されていることってあるんだ。


あのシーンの大広間へ。
ワルツが流れている。あまり混雑していなかったので、ちょっとステップを踏んだ。

広々

12,000円で貸し切れるらしい。パーティだ!

ここ、その2人!?


大広間から出られるバルコニーからは、基坂からの眺めが一望できた。

山も海も

風も気持ちが良くて、ご機嫌に。
でも、こういう時に、「同じ分だけ坂をくだるのか……」と思ってしまう自分がいる。よくないね。

予想よりも人通りが少なく、スムーズに観光できた。そこで、八幡坂を降りて、あちこち赴くことにした。


いくつかの教会のそばを通れる道を選んだ。
函館ハリストス正教会と、函館聖ヨハネ教会の外観を間近で見た。

函館ハリストス正教会(横)
正面から

聖ヨハネ教会の近くでは、複数の観光タクシーが停まって、写真撮影が行われていた。私がウロウロしていると撮影に手間取って、メーターの上昇に関わりそうだったので、そっと退散した。赤い屋根でした。

カトリック元町協会は、大規模な改修工事中だった。グレゴリウス15世が十字架を贈った教会とのこと。外観のみの判断だが、前2つの教会との宗派の違いを感じた。

東本願寺函館別館の、立派な門も見えた。大きい!

古い建築物をリノベーションしたカフェが点在する街並みを楽しみながら、八幡坂をくだった。一見、残り続けている家屋なのか、リノベカフェかわからない。

函館市文学館

函館ゆかりの作家を紹介する文学館だ。
時間帯のためか、他に人がいなかった。ひんやりとした館内で、思う存分、展示パネルや資料を読み込む。


一階では、年代ごとに文学者が紹介されている。長谷川兄弟、久生十蘭、辻仁成……

特に、佐藤泰志は函館出身ということで、全著作が飾られていた。映画版『そこのみにて光輝く』のモントリオール受賞トロフィーも展示されている。切り絵の人間の横顔を思わせる形だった。
どこかおかしみのある特徴的な自筆原稿も並ぶ。 

チャーリー・ミンガスが死んで少したってから、追悼のレコード・コンサートを徹夜でやったことのあるジャズ喫茶の前で、静雄とわかれた。

佐藤泰志『きみの鳥はうたえる』

著作を読むきっかけになった文章の、その手書き原稿を目前にする。
ミンガスが登場することで、作者と地続きの時代に生きていると感じたことを思い出し、ゆっくりと原稿を観察する。And Your Bird Can Singが脳内再生された。
「ミンガス」という文字は、原稿用紙のマス目いっぱいに存在していた。佐藤泰志はこんなにも、でかでかと、のびのびと、彼の名前を書いたのか。大胆な字体は、ミンガスその人にもぴったりだと思った。

少年時代の記録や、作家時代のインタビューもパネルに掲載されていた。
学生時代には、函館市の読書感想文優秀賞を獲得したそうだ。そんなことまで記録されているんだ。

周囲の人に「青春小説ばかり書いてこれからどうするんだね」と聞かれて、「それはその時に考えます」と言ったというエピソードには思わず笑ってしまった。
そうありたい。ケ・セラ・セラ。

一方、彼には計画的な一面があったようだ。実際には40代で亡くなった佐藤泰志だが、おそらく10代の頃に書いたであろう、彼の人生計画書に夢中になってしまった。
そこでは、20代での両親の死去や妻との出会い・結婚といった周囲の状況が予見されていた。
その上、作家生活後半の計画には、「ミステリを書いて江戸川乱歩賞を取る」と書いてある。そうだったんだ!?
計画書には、生涯著作数(仮)も書いてあり、純文学の半数程のはミステリ(歌集も一編)とされていた。
ミステリ執筆を、単なる趣味ではなく、作家の一側面にせんという意欲に驚いた。ホワイダニットを書きそう。

全ての作家は、今の私が知る一面以外にも作品や、作品になっていなくとも様々意欲があるのだろう。人間は深くて広い。



櫻田智也『蝉かえる』が展示されていて嬉しい。続編も読もう。


文学者にとどまらず、函館が撮影地や舞台となった映像作品のポスターや、イラスレーターの原画が飾られていた。

2階は、特別展「詩人・石川啄木」を開催していた。啄の字がこれしかない!

像も。

パネルを追いながら、啄木の人生を辿っていった。学生時代には、テストを不正受験して落第していた。

函館には社会に出てから、四ヶ月住んでいた。安らぎの地だったそうだ。
↑この時に函館に引っ越したことが、「来函」と表現されていた。特殊状況言葉。


『一握の砂』の一首三行書きが話題になったことも知る。
やはり手書きの創作メモや、掛け軸が展示されていた。
石川啄木かるたといって、彼の歌によるかるた大会も存在するらしい。

無くしちゃうから載せておく


これまで土地という視点で作家を捉えたことがなかった。
パンフレットによると、函館は「国際貿易港として、西欧文化の影響を受けながら発展してきた」「ハイカラでモダンな生活の営みがあった」街らしい。その土地の特色が、作品に与える影響を比較してみよう、と思った。

金森レンガ倉庫街

気がつけば、海に到達していた。
坂を降りて平地になったと思えば海、そんな街だ。
道がまっすぐで、区画もきっちりしている様子から、「街造り」という言葉が自然と連想された。

新島襄の像。凛々しい。


ベイエリアにある金森赤レンガ倉庫街に辿り着く。
明治の外国から、海外貿易用の営業倉庫として栄えた地区の名残りだ。

内部は改築済・レストランなど

建物壁面に示された、四角の二辺分の模様(「)が、金森印とのことだ。各赤レンガ倉庫に掲げられていた。

倉庫の端に!


倉庫外の逆側には、「ハッピーピエロ」という名前のお店があった。
他のお店とは全く違う雰囲気で名物があるらしいが、サイケな色味に動悸がしてしまったので一旦退散した。

函館山

そうこうしている内に、日の入りの時間が近くなる。
100万ドルの夜景を楽しむために、二十間坂を登って函館山ロープウェイを目指す。
再び坂登り。

ロープウェイ乗り場に到着すると、係員の皆さんが口々に叫んでいる。
耳を澄ますと、「現在、頂上では霧が発生していて何も見えません。中継カメラで何も見えないことをご確認ください!」だった。
いやいや、まさか、そんな。


‼️


確認したら真っ白であった。まさしく、見えないことを確認、した。
「無い」が判明するのってすごい。それでも、自分の幸運を信じて、乗った。


ロープウェイでは、コナンの声での特別放送があった。相思相愛も流れる。難しすぎる歌。

https://m.youtube.com/watch?v=VmSNNOTB_FE&pp=ygUR55u45oCd55u45oSbIGFpa28%3D

突然、視界がホワイトアウトする。ざわつくロープウェイ内。

ドアが開くと、冷気がふきこんできた。しわくちゃな顔で展望タワー内にはいる。

先に嬉しいコラボ
見たかった景色
見えた景色

大変な霧だ。日の入りとかでは無い。ほぼホラーだ。

日の入りまでに晴れることを信じ、タワー内のレストランで夕食を取ることにした。窓際の函館view席に案内してもらう。

光るのみもの

お食事はどれも美味しくて、新鮮な魚、ポテト料理、地元のワインを味わった。最高!
ここのレストランが良かったので満足。食べるのに夢中で、食事風景の写真はないです。

函館の夜景に乾杯⭐️
霧は晴れなかったよ

諦めて、下山することにした。

帰りもロープウェイを選ぶ。
たまたま先頭列になった。コナンの「景色は楽しんでくれたかな?」的な呼びかけ放送に、乗客が苦笑していた。

ここで奇跡が起きた。写真でお送りします。

だんだん相思相愛のボリュームが上がる
‼️

なんと奇跡的に霧を抜けた。
ロープウェイの途中からではあったが、100万ドルの夜景を見ることができた。
爆音になった相思相愛のメロディーも気分を上げる。よかったよかった。


夜景をみて大満足でホテルに向かう。オレンジ色の街灯が目に優しかった。
1日目終わり。よく眠る。



2日目。朝からたくさん食べてhappy!

ラッピングバスに乗って
いざ五稜郭へ!


五稜郭タワー 

まずは五稜郭を一望できるタワーへ行った。
地上フロアで、土方歳三立像に迎えられる。再現された砲台も迫力がある。

流石に今まで1番混雑していた。
チケットに開けられた穴が星型で嬉しかった。

嬉しさに慣れてきた

エレベーターに乗ると、途中で照明が暗くなる。
四方の壁に誠の字や土方歳三、榎本武揚が浮かび上がってきた。演出たっぷり。

エレベーターは展望フロアへ。一気に視界が開けて、函館の街のパノラマが広がった。思わずわー!と声がこぼれる。

津軽海峡や青森の陸地も見える。ごらんあれが龍飛岬、の気持ちになった。

上から五稜郭

分かってはいたけれど、その形の美しさに惚れ惚れした。堀が綺麗だ。

ジオラマと贅沢に見比べる

展望フロアでは、さまざまな展示によって、函館やペリー来航以来の五稜郭の歴史について学べる。じっくりと読み込んだ。

・黒船来航をきっかけに、ヨーロッパ圏の城郭都市を参考につくられた
 一片にしかない半月堡(効率的な守備が目的)は、もともと全方位に作られる予定だった。西欧には七稜郭もある。

世界星形城サミット、楽しそう

・箱館戦争の詳しい経緯
 旧幕府軍と新政府軍の動き方や土方歳三の人となりを知った。『燃えよ剣』を思い出す。 パネルのいたる箇所に「激動」と書いてあり、本当にその通りだなと思う。

解説を読む前後で
見え方が違う

土方歳三像前で、皆様それぞれに写真を撮っていた。
しかし、私はみた。銅像から遠く離れた窓沿いで、同じポーズで写真を撮るご老人を! 銅像の隣ではないところだったのが面白かった。かなり再現度の高いトシ物真似だった。

五稜郭公園

タワーを降り、橋を渡って、実際に五稜郭の敷地内に入る。
公園として市民に開かれた敷地は、草木が綺麗に刈られていて野花の色が映えていた。

さっきまでいた

星形の辺の部分に階段で登れたので、見晴らしを楽しむ。当たり前だが、平面の状態だと形はわからない。

リードをつければ犬を散歩させていい公園だった。看板があったので、散歩に関する注意かと思いきや。

ドローン禁止だった



箱館奉行所

公園の中央には、復元された箱館奉行所がある。散歩をしていたら、突然風格のある建物が見えて驚いた。

靴を脱いで、内部の見学をした。

特に説明なく、
入り口から離れた表座敷におかれていた

パネル展示で奉行所の役割の説明や、復元作業の様子、そしてここでも函館や五稜郭について詳しく知った。

お気に入り。美しい

そして、ここで、旅の初めの目標を果たす。はこだての「はこ」の表記についてだ。

パネル上に小さなコラムを見つけた。「正しい表記」も「正しさ」も時代で変わる。

まさに知りたいことを、ドンピシャで発見した。
きっと検索したらすぐに分かった事柄なのだけれど(突き止められなかったら、帰りの新幹線で検索しようと思っていたが)、自分の足で発見できたことが何とも嬉しい。


お土産ショップには、各作品の土方歳三が勢揃いしていて壮観だった。
解釈が異なるけれど、みな目元と眉毛が特徴的なのは同じだ。

面白がっていると、雨が降り出した。散策後でよかった。


再び金森レンガ倉庫街

残りの時間を、屋内で過ごすため移動した。
昨日怖気付いてしまったラッキーピエロにも足を踏み入れた。
名物バーガーを求める人で行列ができていた。諦めた。

隣の大きなスタバに行く。

海が見える席で過ごした。

函館コロッケも食べた。ジャガイモの美味しさに虜だ。

全て!を表す写真


そして、移動

帰りの新幹線に乗る前に、函館駅でお土産を買って過ごす。お買い物してばかり。
お気に入りは鳥獣戯画×シマエナガファイルだ。蛙と兎も元絵には無い柄だが、到着初日に見て惹かれたので。

前項でお察しの通り、お腹がいっぱいなった。
せっかくの新幹線だが、セブンイレブンで軽食だけ買うことにした。北海道限定の食品やいかめしが販売されて楽しい。

初めて見る醤油ベースおにぎりを購入しようとレジに行くと、
「おにぎり温めますか?」
と聞かれた。噂に名高い言葉だ!
とても嬉しい。

新幹線にて


帰りの新幹線では、本を読んだあと、電源があったので充電したあとこの文章を書いたりして過ごした。


帰り道は日常への復帰な気がする。置いてきてしまった生活に戻ろう。

函館はとても良い場所でした。
こんなにも読んでくれた方もありがとうございました。また見たことのないものを見に行きたい。

函館でのラスト写真

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