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田分けは戯け

相続の際、子供の人数で田畑を分けると、孫の代、ひ孫の代へ受け継がれていくうちに、それぞれの持つ面積が狭くなる。
すると、それぞれの収穫高が少なくなり、食べるのにも窮するようになっていく。そして、家系は衰退していく。
そのような愚かなことをする者を馬鹿にして、「田分け者(たわけ者)」と呼んだという。
現在日本の相続制度も、同じである。みんなで等しく貧しくなっていく。
そろそろ、だれに何を残すのか、相続させるのか、故人が死ぬ前の遺言状で決められる時代に戻す時ではないか。
遺留分はいらない。
遺留分が無ければ、過度に親の遺産を当てにしなくなる。
子供も自立の精神が育ちやすくなるのである。
夫婦も同様である。相手の財産を当てにしにくくなるのである。

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