"会えないひとを想う氣持ち"


おばあちゃんとおじいちゃんに

会いに行くまでの道に
彩りのある綺麗な花束が目に流れ込んだ

今日はお掃除道具も、お花一本も手にせずに来たのが少し申し訳なくなった。

今日はいつもと違って

話しかけても
2人が居ないような気持ちになった
声が返ってこないような気がして
寂しくなった

"会えないひとを想う気持ち"
それがじんわりと胸を締め付けた

本当に存在してるのかなって
いまも見守ってくれてるのかなって
突然に疑い始めてしまった

存在しないもの、それを
信じる気持ちはとても儚いと思った

それでもきっとその姿が
うつくしいことなはずだし、
届いてるはずだとそう信じている。

ふたりに強く会いたくなった日だった

お母さんの胸の中にある
おばあちゃんとおじいちゃんの
姿、記憶、想いを

私にもみせてほしい

そう純粋に思えた昼間だった。

いつもありがとう、ありがとう
次は明るい笑顔な姿で会いにいく
お母さんもわたしが絶対に大事に守るね。

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