お母さんの気持ち

弟が実家を離れることを
お母さんはとても寂しがっていた

あなたの時もそうだったけど、
何回経験しても寂しいのは変わらないねと、いきなり涙を流した

お母さんは最近ひとりになると
そういう感情で泣けてくると言った

お母さんはお父さんが沖縄に来ることを反対したら、怒ったように拗ねた

私も少し前にお母さんに誘わずに
1人で外食した話をしたら返事がサッパリとしていた。

お母さんは、今さみしい気持ちが
膨らんでいるのは知らなかった

明日からお父さんは沖縄に行くから
家族との時間を沢山楽しんだ。

家族達の洗濯物を心を込めて畳んだ

閉じ込めている感情は伝わる前に
態度に出るのかもしれない

幾度と経験しても
幸せは幸せのまま
寂しさは寂しさのまま

感じ無くなったんじゃなくて
感情の対処法や表現法が
その幾度の中で、人それぞれ変わりゆくだけなのかもしれない

幸せが人を強くして
寂しさが人を強くして
その繰り返しの中に生きているんだな
と実感した。

弟が向こうにいっても
元気でたのしく暮らしてくれることを
強く願った。