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変わらないのは自分の傲慢さのせい。暮らしや自分を変える、って無理することじゃないって気付いた。

こんにちは、なつです。
タイトルがちょっと怖めな本日、いつも通りゆるゆるな雰囲気で進みますのでご安心を。自分を責めて諦めることは得意なんですけれど、そういうところも改善して心地よく毎日を送れるようになるために始めたことですので、今回はわあ、なんて情けないんだわたしったら!な話です。

最近、ヨガと筋トレを始めて、一つ気づいたことがあるんです。
そんなことかいな!と思われる方もいらっしゃるかと思うんですけど、わたしにとっては目から鱗レベルのことだったのでお付き合いください。

ヨガって、よくインストラクターの方が「心地いいところで止めて」「きついと思ったら呼吸を優先して無理しない」なんて言ってくれるところが気に入っているポイントの一つなのですが、セットで今ここを伸ばしてますよーとか、ここに効いていたらオッケーです、みたいな目的をはっきりさせてくれる言葉もかけてくれるんです。無理しない範囲で、でも目的はこれだから、ここに効いてるっていうのは感じてくださいね、っていう感じで。

当たり前だけれど、観ている画面のこっち側のわたしたち視聴者たちは、柔軟性や運動の頻度も全然違うから、きつい人はこれでもいいよ、大丈夫な人はこうするともっと効くよ、ってレベル別に同じ動作でも段階をつけてくれる。
インストラクターの方と同じにできなくっても、がっかりしない声かけしてくださってるな、って思うんです。日本人の勤勉さなのか、生来の強すぎる負けず嫌いのせいなのか、お手本の通りに!と無理してしまうことが多かったけれど、自分の範囲を超えて無理して行うことがメインじゃなくて、今日動かせる分の中で、指先一つ分だけ昨日より先に行けるくらいの小さいステップで積み重ねていきましょう、と教えられている気がします。

今日やって、急に明日完璧になることはないけれど、昨日よりできてる!って実感することが嬉しいから、明日もやろ!って思える。継続の基礎って「小さな日々の成長を感じて喜べること」なんだなって、初めて知った気がしました。

今まで幾度となく「自分を変える」っていう魔法の言葉みたいなものの魅力にだけあてられて、試しては挫折してきたのって、その時の勢いで自分の続けられる範囲以上に最初から無理しちゃうことが原因であることが多かったんです。無理はもちろん続かなくって、できなかった自分に自己嫌悪、みたいなループになってしまって。

今の自分じゃだめだーって思っているから変えたいのであって、無理しないと変わらないじゃない、って思いがちでした。ちょっと無理したり、強がったりする場面が多かったような気がします。継続は力なり、って言葉は知っていたけれど、今の自分が気に入らないから早く変えてしまいたい。でもそんなすぐにはもちろん変わらない。

これはちょっと恥ずかしいんですけれど、子供の頃から触れてきた「変化」って、プリンセスたちの一発逆転!みたいな場面が多くて、始めたらがらっ!ぱっ!とすぐに変わるイメージでした。
だから「変わりたい」って思う時も、わたしも主役のプリンセス!みたいな願望があったんですよね。始めたら魔法使いがきて、タクトの一振りでドレス姿のシンデレラに変身する、みたいな感じで。

ヨガも筋トレも、もちろんタクトの一振りみたいに一瞬で変化はもたらしてくれませんが、毎日ちょっとした変化を感じさせてくれるもの。
3日坊主が悩みだったわたしも、10分という短い時間の運動で、こんなに大きな気づきがあるなんて思っていませんでした。

毎日少しずつ何かできなかったことができるように喜べるって、勝手に子供のうちだけだと思いこんでいたのかもしれません。今の自分に不満は持ちながらも、大人になって、一人で何でもできるとちょっと傲慢になっていたのかもしれません。もちろん一人で暮らしていくために必要なことでできることは増えたけれど、今できる範囲の中のことで。井の中の蛙ってこういうことだよね、とちょっと情けなくなったりして。

それに加えて、いくつになっても理想と憧れを持つことは、なんだか少し恥ずかしい気もしていました。周りは結婚し、子供を育ててきちんと家族を作っていく中で、まだ自分のことだけ考えてジタバタしているのって幼いんじゃないかと。
人のために何もしていないわたしは、人として何か欠落してるのかもしれないとも思っていました。スーパー自己中心的に生きていて、こんなことでいいのかしら、とたくさんある「いいな」「素敵だな」と思うことに無理に蓋をしたこともあります。大人にならねば、と。

こうして考えると、大人は憧れも理想も追うもんじゃないと決めつけて、行動しないことには理由をつけ、現状に不満を抱き続けるわたしは、とてもかっこ悪い人です。

だからこそ、今回気づけたことはわたしにとって大きなことでした。
すぐに完璧にならなくていい、思う通りの理想にならなくてもいい、毎日無理せずに、自分が心地いいと思える範囲で手を伸ばし続けるのが大事なんだって。

いつまでも理想や憧れを隠して不満に思っているよりも、自分へのそれらを楽しそうに追ってる大人がいても楽しそうじゃないですか?
昔一度シャネルでみた、楽しそうにリップを選ぶ綺麗なおばあちゃんが6年経ってもわたしの憧れ。軽やかに、いつものもいいけれど、新作も綺麗で悩ましいわ、と真っ赤なリップを手に笑う素敵な人でした。

わたしも、固定概念や思い込みに流されずに、心地よさと楽しさを日々の中に見出しながら、軽やかに笑う、そんな人にこれからなっていきたいです。
そのためにも、毎日少しずつの継続、楽しんでいきます!

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