体温 ライナーノーツ②憧憬という病と夏の幽霊船のはなし

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▶track02.憧憬という病
もとは重音テト(コーラスで初音ミク)の曲として公開したもののカバー。
エゴサ中に曲名がいいとレアな褒められがあってやったぜってなった。

歌詞が重い。ハッピーエンドだったり救いのある話が好きなんですけどこの曲はまだ「抜け出せないまま」の進行形を書いているので救いがないです。救われてくれ。
収録曲の中で1番人間臭い内容で身に覚えがあったり刺さる人が多いんじゃないかなと思う。
今までに作った曲で1番テンポが遅い曲かもしれない。サビが1回しかない変則構成。
ピアノ2種類使っているのでわかりにくいけどこの曲に使っているLABSのsoft pianoが好き。

▶track03.夏の幽霊船
天鳥ココロのVTuberデビュー曲で天鳥主催のV夏フェスという企画の参加曲。
右も左もわからない状態ではじめた企画だったけどそこから知って仲良くなった人も多くてやってよかったな～。
エンジニアさんのいるスタジオでレコーディングしてMIXもやってもらう予定だったのにエンジニアさんがインフルにかかって全部自分でやることになったのも今ではいい思い出デス。。。
夏の幽霊船を聴いたミディさんに好きって言ってもらってフォローされたときは嬉しくて宇宙がビッグバンした。収録曲で1番手癖感が強い。放っておかれるとこういう曲ばっかり作っていました。
短編小説みたいな曲。情景描写と心理描写のバランスが天才(気軽に褒めていけ！)

歌詞は全体的にありがちな言葉でさらっと読みやすくまとめておいてサビの「アスファルト」でステップを踏みつつ「幽霊船」という曲中で異物感のあるワードを入れることで全体を締めています。
イラストやファッションでいう差し色、冷やし中華でいうミョウガの役割ですね。
そして幽霊船という主張の強いワードをあらかじめタイトルにしておくことでさらっとした歌詞をつかみやすくすると同時に、
サビで幽霊船が出てきた時に意識しやすくする効果も狙っています。策士ですね！

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