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ポール・モーリアでアレンジの素晴らしさを知る
★この音楽を聴きながら読んでみてください★
父の自慢のオーディオセットのおかげで,幼少の頃からレコードで良い音質の音楽を聴く事が出来たのは,その後の耳の良さにも繋がっているのかもしれない。父のレコード棚にあったのは,ほとんどがタンゴのレコードだったけれど,中には当時「軽音楽」とか「イージーリスニング」と呼ばれたジャンルのレコードもあった。
その中でも好きだったのが「ポール・モーリア」。ジャ
物心つく前から鳴っていたタンゴ
★この音楽を聴きながら読んでみてください★
特にキッカケがあったわけではないから覚えていない。とにかく昼下がりに父が自分の部屋として使っていた応接室から聴こえてくるタンゴの音楽 ~跳ねるようなピアノとバイオリン,そして重厚なリズムを刻むバンドネオンの音~ が我が家の日常だった。
ここで少し解説しておこう。タンゴという音楽は1800年代後半にアルゼンチンの港町であるボカ地区の酒場で生まれ