渡部昇一流『四書五経』の解釈
99、正しきに付く
🌏 滄浪の水、清まば以って我が纓(えい)を濯(あら)うべし。
滄浪の水、濁らば以って我が足を濯うべし🌏
(『孟子』離婁上)
滄浪という川の水がきれいであれば、自分の冠の紐を洗う。
すなわち、
国がしっかりしていれば自分は冠をつけるような地位に就いていてもいい。
ところが、
滄浪の水が濁ったならば、自分の足でも洗おう。
つまり、
国が乱れた時は、自分は静かに隠居でもしよう。
いろいろな解釈があるが、これが最も一般的であろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?