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渡部昇一流『四書五経』の解釈 278

😈 仁者は勇者なり (『論語』憲問第十四)

🌍 仁者は必ず勇有り。勇者は必ずしも仁あらず。

立派な人は必ず然るべきときに勇気がある。しかし、
勇気ある者が必ずしも立派な人ではない。

勇気があるように見える人が、必ずしも仁者ではない。
これはよく見かける例である。
本当の仁者は、いざとなると勇者になるということである。



夕日

2024年5月31日(金曜日)曇り15℃〜20℃

自己実現とは自分の持つ能力を最大限に開発し、より成長した自己を実現することである。
さてここからが問題です。「自分の持つ能力」ってなんでしょう。
これを知らないことには開発しようがありません。
世の中にはいろいろな世界があります。例えば、スポーツ、芸術、料理とか建築とか実にさまざまな分野があります。では、自分は何に向いているのだろう?まずここからスタートですね。適正を見分ける能力って意外に難しいです。
場合によっては、他者から教えられることもあります。
これはある意味運命的なものかもしれません。が、そういう人は少数です。
大概は平凡な道を歩んでいます。しかし、平凡な人も少数です。
それ以外の多くは苦難や挫折を味わっています。
もちろん苦難や挫折は多くの人に共通してあるものです。
しかし、その人その人に与えられている条件はそれぞれに違うものです。
ここに人間の不平等さがあります。が、これはどうしようもないことです。
自分で乗り切る以外に方法はありません。
でも、そういう人もまた少数です。人は誰かの助けを必要とするものです。
だから、いい人に出会えた人は幸せです。これもまた運命でしょうか?
では、運命ってなんでしょうね。これが判れば人間苦労はないように思います。
「一寸先は闇」
これは全ての人に共通していることです。
「先見の明」
これがある人はその方向に向かって努力をしています。
では、こうした能力はどうしたら生まれるのか?
あるいはこれが人間修養する理由なのかもしれません。すなわち勉強です。
そのスタート地点は横並びの一線ではなく、まちまちです。
すなわち他者と自分は違うということです。
まずはここがスタートでしょうか?
しかし、「ウサギとカメ」の物語もありますからどちらが先にゴールするかは
やってみなければわからないものです。
人はなんのために生まれたのか?
思う存分自分の能力を発揮する人生にするため、なのかもしれません。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊




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