見出し画像

会話が上手く噛み合わない原因

今日は早めの更新です。

人と会話をしていると、
「なんでわかってくれないんだろう?」
「え、そっから話しないといけないの?」

と思うことってないですか?

頭の中にある前提が相手と全然違うことがこういうズレを生むのだと思います。

今回の記事はどうしてこういったことが起こるのか、
どう対処したらいいのか、
について考えていきたいと思います。

前提のズレが起こる原因

会話が噛み合わない、という問題が起きる時はほとんどが前提がズレているといことが原因になります。

例えば、
・野球の知識がない人に野球の話題を振る
・思想が異なるのに信仰している宗教の話をする
・マーケティング用語に詳しくない人にマーケティング用語を並べる

などなど、相手と前提知識や環境が異なるにも関わらずそのことを話題にするとこういった会話のズレが起きます。

自分にとっては常識のつもりでも、相手によってはそうでない、ということは会話をしていく上で大きな障害になります。

大人になると友達が少なくなったり、学生時代の友人と交流が減っていくというのはこの前提がズレるということも原因の1つだと思います。
学生時代は学校という一つのコミュニティでみんなが同じ常識を持ち、同じ前提で会話をできました。
しかし、社会人になるとそれぞれがそれぞれのコミュニティの常識を持ち込み、それぞれの目線で話すため”共通の前提”が失われます。

前提がズレるので、会話が上手く噛み合わず、離縁してってしまう。
という流れになり交流を持つ友達が少なくなったり、同じ常識をもつコミュニティと仲良くなるため友人関係が変化していく、という傾向が多いですね。

育ってきた環境、属しているコミュニティによってこういった前提は作られます。

例えば、
子供の頃の思い出はおかあちゃんと買い物した後にそのスーパーにあるスガキヤを食べて帰る
という思い出話は愛知県民にとっては一般的ですが、その他エリアの人にとっては違います。
こういったエピソードの有無は前提にズレを生みます。
ケンミンショーで「えぇ!?」だったり「わかる〜」という感情がそのまま前提のズレになるわけです。

前提のズレを防ぐ方法

前提がズレると会話が噛み合わないと書きましたが、育った環境も、属しているコミュニティも異なるのにそれなりに会話が成立することってありますよね?

では、それはなぜ成立していくのでしょうか?
答えのほとんどは
どちらかが前提を合わせられているから
から、と推測しています。

前提の常識を広い範囲で理解している人は会話を成立させることができます。
これは簡単に言うと知識や経験が豊富な人です。
教員免許や調理師免許、簿記に玉掛け免許まで様々な資格を持っている人はそれぞれの資格についての知識があります。
こういった人は広い範囲の常識について知識があり、それに合わせて会話を成立させることができます。
教員には教員の、調理師には調理師の前提で会話が成立します。

会話の際に、一方が偏った常識を持っていたとしても
「わかるわ。おれも似たような経験しててさ・・・」
と同じ常識の前提で会話が成立するのです。

良くキャバクラやクラブなどの飲み屋さんで「日経新聞を読め」と指導されるのはお客さんの常識(ビジネスマンの常識)に合わせて会話を成立させるためです。
広い知識を持っていることで、相手の前提で会話ができるようになり、それが接客に繋がるのです。
キャバクラやクラブなどで大きな売上に繋がるのは経営者などのビジネスマンであることが多く、フリーターなどではありません。
フリーターの人に合わせるのであればスポーツ新聞で競馬などのギャンブルといったスポーツ新聞レベルの前提を合わせればいいですが、経営者に合わせようと思うと日経新聞レベルの前提を身につけておく必要があるのです。

育ってきた環境が異なり、コミュニティが異なったとしても会話が成立しているのはこういったどちらか一方が相手に合わせることができている、という場合に起こります。

前提のズレを防ぐのであれば、豊富な知識をつけて様々な前提に対応をできるように備えておくということが1つの方法になると思います。

もちろん、この対策が全てではないですし他にも会話を成立させるための考え方はあると思いますが、上手く言語化できなかったので端折ります。
(800文字くらい書いてみたけど上手く表現できなかったので消してます…)

まとめ

「なんでわかってくれないんだろう?」
「え、そっから話しないといけないの?」
と感じることがあれば、自分の前提に対する知識の乏しさを恨みましょう。

人に何かを伝える際は
言語化すること、それを相手の前提に合わせて伝えること
が大切です。

ただ、中には
「この人の前提は全然意味が分からん」
「合わせるもなにも自分の前提と噛み合わん」
という人もいます。

実際今の仕事をして年間で数千以上の人と会う機会がありますが、そういったことも多々あります。

そんな時には、離れましょう。
それが一番手っ取り早いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?