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ワタシと創作とインターネットのいいところ(#真夜中インター 企画協賛)

ひと昔前、世の中は24時間営業にあふれていた。

来た者を捉えて離そうとしないファミレス、
マンガ喫茶の片隅で手招きするダーツバー、
ディスカウントストアで妖艶に微笑むブランド香水、
リサイクルショップで寝息をたてるゲームソフト。

真夜中の濃紺の空を切り裂いて走るドライブ、
いつまでも終わらない中身のないおしゃべり、
トモダチ、コイビト……。

『青春』と言われて思い出すのは、いつだってそんな夜の景色だ。
だけど時代は変わり、夜も変わった。
あの優しく、楽しい世界はいつの間にか消えてしまった。
ひとり取り残されたわたしは今日もスマートフォンを手にする。
インターネットの向こうに、あの日のかけらを求めて――

……とまあ、初見さんを全力で追い返すようなリードを書いてみたんですが、令和の感性的にはどうなんですかねこういうの。
とりあえず、いつもの雰囲気に戻します。

ごあいさつ

改めましてはいどうもー。
noteでへんてこな話だの詩だのを書いております、真夜中大好き人間のあまたすと申します。

この度、#真夜中インターという素敵な文芸誌の創刊記念企画に乗っかりまして(タイトル最高か)、

「自分的・インターネットでの創作のいいところ」

についてちょっと語ってみたいと思います。


|インターネット創作は「読んでもらえる」

インターネットでの創作は、それこそテキストエディタにHTML直打ちで作った個人サイトの頃からやってるんですが(ええ、もうインターネッ年寄りなんです。優しくしてな)、やはり「読んでもらえる」というのがすばらしいです。

実は、しばらく創作というものからは遠ざかっていて、去年辺りから創作界隈に戻ってきたのですが、最初のうちの自信のない頃に頂いたリアクションで舞い上がってしまって(笑)。そのおかげでなんとか今まで書き続けられています。それがなかったら、たぶん今書いてないでしょう。

読んでもらえて、リアクションもいただけることで、アップロードするまでは自分のものであった作品が、急にそうじゃなくなる感じがします。
それって、オフラインで書いていたら本を作って即売会に出たりでもしないと出会えない感覚ではないでしょうか。
真夜中のなんてことない思いつきが、一瞬で世界に飛び立っていく。そしてすぐそれにリアクションがある。
いやーいい時代です。

なお、オフラインも遥か昔にやっていましたが、あれはあれでオンラインとはまた違った「見せ方」の工夫が楽しいですよね。紙、インク、フォント、レイアウト……
ま、まあこの辺にしておきますぅ。(黒歴史ぴえん)


|インターネット創作は「いい意味で敷居が低い」

あと、インターネットでの創作のいいところはいい意味で「敷居が低いこと」ですかね。
最近はnoteのようなサービスが増えてきたので、文章に集中するだけでいいというのは嬉しいところです。
リアクションも、感想をうまく言葉にできなくたってハートマークをぺこんと押せば伝わるものがあるわけですから、自分のような対人スキルゼロの人間には非常にありがたいです。
ぜひ今お読みいただいているあなた様も軽率にぺこんとしていってください。観光地の記念スタンプのノリで。(あれ見つけると絶対押しちゃう)

一方これがオフラインですと、「本」の体裁を取る関係上、本文の他に印刷所(最悪会場近くのコンビニだけどな)や即売会の申込み……と工数が格段に増えますし…………〆切がねえ……(遠い目)。


|おわりに

そんなこんなで、自分はインターネットという創作のハードルをちょっと下げてくれる装置のおかげでなんとか書き続けることができています。

だからといって、創作を続けることは決して簡単なことではありません。(自分はちょいちょい挫けそうです!ていうか今絶賛挫け気味)
ましてや、そこから一歩踏み出して誰かと共作したり、オフラインに活動を広げていくのは膨大なエネルギーや時間を必要とします。

そんな一歩を踏み出した真夜中インター執筆陣のみなさまのチャレンジの成功をお祈りしております。

深夜研究者の端くれとして……)


オフラインに興味のある人は、こんなページから始めるといいかもですよ。




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