見出し画像

2023大学野球:進藤勇也(上武大→日ハム)の逆転本塁打は印象的!

今回は2023アマチュア野球現地観戦を振り返っていきたいと思います。印象に残った試合をランキング形式で振り返っていきます。今回は大学野球編です。

第3位:青山学院大 vs 國學院大(2023.9.18)
第2位:青山学院大 vs 富士大(2023.11.19)
第1位:上武大 vs 国際武道大(2023.11.8)

【高校野球編はこちら📝】

第3位:相洋 vs 作新学院(2023.5.20)
第2位:報徳学園 vs 東邦(2023.3.28)
第1位:慶應 vs 広陵(2023.8.16)


※ヘッダー画像引用(日刊スポーツ

第3位:青山学院大 vs 國學院大(2023.9.18)

試合スコア📝

青学大  001 002 300 4=10 H12
國學院大 000 000 033 0 =6 H9

[青]下村(7回2/3)、松井(2/3)、常廣(1回2/3)
[國]武内(5回1/3)、飯田(2/3)、新名(1)、シャピロ(2回2/3)、高田(1)

まず第3位は秋季リーグ戦の青山学院大vs國學院大の1回戦。基本的には平日の神宮球場で開催される東都リーグ1部だが、この日は祝日の月曜日開催ということもあり普段より多くの観衆が駆けつける中での試合だった。この試合は、まさに戦国東都といった試合内容だった。

両校の特徴📝

★青山学院大

まず、青山学院大について。青山学院大は春季リーグ戦を制し、その後開催された大学野球選手権で優勝を果たしたチームだ。2023ドラフトにおいて1位指名された常廣、下村をはじめ下級生にも好投手が多く手ごわいチームだ。

攻撃面でも楽天から6位指名された中島、2024ドラフト1位候補の西川、佐々木を中心とした攻撃陣も活発で今季の青山学院大は本当に強いチームだった。 

★國學院大

一方で國學院大も投打ともに素晴らしい選手がそろうチームだ。2023ドラフトで西武から1位指名された武内投手を中心に投手層が厚く、野手においても2023ドラフト候補の柳舘選手を中心に好選手がそろう。東都1部でも優勝候補として挙げられ、青山学院大戦は非常に注目していた1戦だった。

試合展開⚾

試合の立ち上がりは、下村、武内の両校のエースがさすがの立ち上がりを見せ、2回まではランナーを許すものの無失点に抑えた。

試合が動いたのは3回の青山学院大の攻撃だった。先頭の渡部選手が二塁打を放ち、その後1死3塁となり1番に入った中島選手の犠飛で1点を先制した。渡部選手は1年生ながら正捕手の座を勝ち取り常勝青山学院大を支え選手権優勝にも大きく貢献した捕手だ。2026年ドラフト注目の逸材となってきそうだ。

その後は5回まで両校得点することはなく、5回を終えて1-0で青山学院大がリードし試合は後半戦に差し掛かった。ここまでの展開からしてこの試合は投手戦になり2,3点の争いになると予想した人も多かったのではないだろうか。

そして試合は後半戦に入り、6回の表の青山学院大の攻撃から試合は動いた。1番に入る中島選手からの好打順で武内投手を見事攻略し2点を奪いエースを降板させた。7回にも3点を追加して6-0で青山学院大がリードしこのまま試合終了まで行くと思われた。

試合が再び動いたのは8回裏の國學院大の攻撃だった。ここまで下村投手の前に4安打に抑え込まれてきたが、1番からの好打順で下村投手を捉えだした。無死1,2塁での柳舘選手のタイムリーヒットは素晴らしいバッティングだった。

8回に下村投手を降板させ結果的に3点を奪い6-3で最終回の攻防へ。先行の青山学院大は得点できず3点追いかける展開で裏の國學院大の攻撃を迎えた。

ここで國學院大は1死走者なしから意地を見せ徐々に青山学院大を追い詰めていった。相手のミスも絡み1死満塁としたところで、青山学院大は常廣投手が登板。四球や味方のミスが絡みついに同点に追いつかれてしまった。8回まで6点差あっただけに非常に悔やまれるが、國學院大の粘りは素晴らしかった。

そして試合は延長タイブレークへ突入。國學院大のシャピロ投手は制球が定まらず先頭打者に四球を与えてしまい、無死満塁の大ピンチを迎えてしまう。ここで青山学院大の打席には4番の西川選手。ここでライトオーバーのタイムリースリーベースが飛び出し、一気に3点を奪う。ここ1番でのタイムリーはさすがだった。

その後登板した冨田投手が2死まで打ち取るも、捕逸で1点を追加され10-6で後攻の國學院大の攻撃に移った。

前の回から登板していた常廣投手は150k超えのストレートと落差の大きいフォークを武器に相手打線を寄せ付けず2三振を奪い結果的に10-6で青山学院大が勝利した。

試合感想⚾

前半戦は下村投手と武内投手の安定した投手戦だった。両投手が降板した後に試合が荒れ結果的には9回で6-6に。延長タイブレークでは常廣投手の好投もあり青山学院大が見事に勝利。

青山学院大、國學院大それぞれの意地を感じた素晴らしいゲームだった。

ヒーロー選手⚾

「西川史礁(青山学院大3)外野手」
この日は國學院大投手陣を前に、4打数3安打の活躍。延長タイブレークでの走者一掃のタイムリースリーベースヒットは見事。2024ドラフト候補として注目の逸材だ。

第2位:青山学院大 vs 富士大(2023.11.19)

試合スコア📝

富士大 000 110 010=3 H6
青学大 002 010 10×=4 H6

[富]安徳(3)、角田(4)、長島(1)
[青]常廣(9)

続いて第2位は神宮大会の青山学院大vs富士大の準決勝。6月に行われました選手権で優勝を果たした青山学院大。一方で、選手権の準決勝で青山学院大の前に惜しくも敗れてしまい優勝を成し遂げられなかった富士大。この2校は神宮大会でも準決勝で対決。

富士大は王者青山学院大に対してかなり熱が入っていた様子も見られた。そんな中での好ゲームだった。

両校の特徴📝

★青山学院大

青山学院大は先ほども紹介させていただいたので省略。とにかく黄金世代であり、神宮大会でもしっかりと勝ち上がってきた。

富士大学

ここから先は

2,811字

¥ 100

この記事が参加している募集

#振り返りnote

84,804件

#野球が好き

11,059件

記事を読んでいただきありがとうございます。「スキ」や「コメント」が私の励みとなります💛