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つよすぎるAIシンガーAIきりたんの基本的な使い方。【無料】

バーチャルシンガーソングライターの赤坂まさかです。

2/20にリリースされた「AIきりたん」。これが無調声でもめちゃくちゃリアルに歌ってくれると話題です。これが無料で使えてしまっていいの?

↓わたしも歌わせてみました。

というわけで、わたし流ですが、AIきりたんの使い方を解説してみます。

1. NEUTRINOをダウンロード

まずはオフィシャルサイトからAIきりたんのエンジンであるNEUTRINOをダウンロードしてきます。AIきりたんが初音ミクなら、NEUTRINOはPiapro Studio的なイメージかと思います。きりたんはNEUTRINOに同梱されています。

インストールは不要なので適当なところに保存して解凍します。

2. 楽譜ファイルを用意

歌わせるための楽譜ファイルを用意します。

マニュアルでは.musicxml形式が推奨されているようですが、Run.batをいじればmxl形式のものも読み込めるようです。

.musicxmlファイルはMuseScore(無料)で作ります。お持ちでない方はインストールしてください。

MuseScoreで1から作っても良いのですが、わたしはDAWでMIDIを作ってからMuseScoreにインポート→歌詞入力→.musicxml出力しています。

MuseScoreで歌詞を入力するには音符を選択してCtrl+Lを押します。基本的には1音につき一文字、ひらがなかカタカナで入力していきます。

促音(っ)は前の音符に含めて「あっ」のようにしてしまっても、2つの音符に「あ」「っ」というように入力しても問題ないようです。

詳しい歌詞入力についてはこちらの公式記事がわかりやすいです。

また、ブレス(息継ぎ)の位置にはブレス記号を挿入しておきましょう。パレットには標準では表示されていないので、追加してください。選択した音符の直後にブレス記号が挿入されます。

一通り完成したら「ファイル」→「エクスポート」から.musicxml形式で保存します。保存先はNEUTRINO/score/musicxml/内にしておくか、保存後にそのディレクトリへ移動させておいてください。

3. 歌唱データの生成

作成したmusicxmlを所定のフォルダへ入れたら、NEUTRINOフォルダ直下の「Run.bat」ファイルをメモ帳やTeraPadなどのテキストエディタで開きます。

すると下記のようになっているかと思います。太字の部分を編集します。

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
cd /d %~dp0
<以上は変更しません>

: Project settings
set BASENAME=[musicxmlフォルダ内の作成したファイル名(拡張子除く)]
set NumThreads=0

: musicXML_to_label
set SUFFIX=musicxml(xmlファイルの場合は「xml」に書き換える)

: NEUTRINO
set ModelDir=KIRITAN(デフォルトでは音源がきりたんになっています。謡子にしたい場合は「YOKO」に変更します。)

: WORLD
set PitchShift=1.0(ピッチシフト値を指定します)
set FormantShift=1.0(フォルマント(声色)シフト値を指定します)

<以下は変更しません>
echo %date% %time% : start MusicXMLtoLabel
bin\musicXMLtoLabel.exe score\musicxml\%BASENAME%.%SUFFIX% score\label\full\%BASENAME%.lab score\label\mono\%BASENAME%.lab

echo %date% %time% : start NEUTRINO
bin\NEUTRINO.exe score\label\full\%BASENAME%.lab score\label\timing\%BASENAME%.lab output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.mgc output\%BASENAME%.bap model\%ModelDir%\ -n %NumThreads% -t

echo %date% %time% : start WORLD
bin\WORLD.exe output\%BASENAME%.f0 output\%BASENAME%.mgc output\%BASENAME%.bap -f %PitchShift% -m %FormantShift% -o output\%BASENAME%_syn.wav -n %NumThreads% -t

echo %date% %time% : end

6行目のset BASENAME=の=の右側に先程作成したmusicxmlファイルの名前を入力します。拡張子(.musicxml)は入れないで下さい。

とりあえずは設定はこれだけです。簡単ですね。

Run.batを上書き保存したら、Run.batをダブルクリックで実行します。

コマンドプロンプトが立ち上がりますので正座して待ちます。画面に進捗などは表示されませんので根気強く待ちます。楽譜が複雑なほど処理に時間がかかるようです。

コマンドプロンプトのウインドウが閉じたら処理完了です。outputフォルダ内に「○○_syn.wav」ファイルが生成されていたら完成です。

4. 確認しながら再度楽譜を調整する

NEUTRINOは書き出してみないとどんな音声になるのかわからないので、書き出された歌唱データの歌い方におかしい点がある場合はもう一度musicxmlファイルを作り直します。

使ってみた感じ、速く歌う部分の子音がなくなってしまったりしがちなようです。

オペレーティングについては下記記事が詳しいので必読です。

特に、子音のみにしたい部分に「'」をいれる(「か'」のように)、ブレス記号はちゃんと置く、ということが重要そうです。

上記記事のピッチ変更ガチャについては、MuseScoreで楽譜をピッチシフトしたうえでRun.bat内のset PitchShift=の右側に数値を入力します。(MuseScoreで全体をピッチシフトする方法はこちらにあります)全体を+1したらRun.batで-1(入力数値は0.9438743126)する、というイメージです。

それでもどうにもならなかったタイミングやピッチの揺れはPitchShifterやDAW上でWaves TuneやMelodyneを使って調整しましょう。

それでは、よきAIライフを✋

↓この記事を書いたバーチャルYouTuber

https://twitter.com/Masaka_asobu

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バーチャルシンガーソングライター。 https://twitter.com/Masaka_asobu

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