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「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直るのか?」について思うこと

先延ばし癖や逃げ癖を改善するためにカウンセリングを受けてみようと思うけど、「本当にカウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖は直るのか?」という疑念を拭えずにカウンセリングを受けることを躊躇っている方は少なくないと思います。
今回はこの「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直るのか?」について、先延ばし癖や逃げ癖の困りごとを専門として日々カウンセリングを行っている私が思うことを綴ってみたいと思います。


カウンセリングを受けるだけで先延ばし癖や逃げ癖が直るということではない

まず最初に「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直るのか?」について、私としましては「そもそもそういうことじゃないんだよなぁ」なんて思ってしまうのが正直なところだったりします。
ちょっとずるい言い方に思われてしまうかもしれませんが、カウンセリングは魔法ではないので、カウンセリングが先延ばし癖や逃げ癖を「直す」ということではないと私は思うのですね。

例えば週に一度、セッションを受け続けるだけで先延ばし癖や逃げ癖が直るということではないのです。
セッションで話し合ったことを実生活で活かしていくというクライエントさんの努力なくして成功なしなのです。
このことはカウンセリングを申込みされる前に知っておくべき大事なことだと思います。

カウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖を直すためにはクライエントさんの意欲が不可欠

結局のところ、カウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖が「直る」のか「直らない」のかは、クライエントさんのカウンセリングに取り組む意欲によるところが大きいと私は考えます。
ですので、私は「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直る」とは言わない代わりに、「クライエントさんが先延ばし癖や逃げ癖を直すための意欲を維持することができれば、カウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖は直すことができる」と言っておきますね。
「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直る」と断言することは私にはできません。

「カウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖が直るのか?」については、カウンセリングにおいてクライエントさんが「直す!」という意欲を維持できるかどうかにかかっているというのが私の考えです。

カウンセリングが先延ばし癖や逃げ癖を改善するのに役立つのは間違いない

クライエントさんが「直す!」という意欲を維持できるよう、カウンセラーは全力で援助します。
それはカウンセリングにおけるカウンセラーの重要な役割のひとつです。
クライエントさんがその意欲を維持できなければ、先延ばし癖や逃げ癖を「直す」ことはできないといっても過言ではないですから、それはカウンセラーにとって本当に重要な役割です。

この意欲を維持していくためには、クライエントさんとカウンセラーの両者の頑張りが必要となります。
カウンセリングとはクライエントさんとカウンセラーの協働によって先延ばし癖や逃げ癖を改善していく取り組みなのです。

自助努力による先延ばし癖や逃げ癖の改善が難しいのは、自分ひとりで「直す!」という意欲を維持することが難しいからです。
その点で、カウンセリングはひとりではなくカウンセラーとの協働で先延ばし癖や逃げ癖の改善に取り組んでいきますから、カウンセリングが先延ばし癖や逃げ癖を「直す」可能性を高めることは確かだと私は思います。

「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直るのか?」について私が思うことのまとめ

先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングを受けただけで直るものではないと私は考えますが、カウンセリングが先延ばし癖や逃げ癖を直すために役立つということは間違いないと考えます。
そして、クライエントさんが先延ばし癖や逃げ癖を直すための意欲を維持することができれば、カウンセリングで先延ばし癖や逃げ癖は直すことができると私は考えます。

自分ひとりで先延ばし癖や逃げ癖の改善に取り組むのではなく、カウンセラーとの協働で取り組むことができるのですから、カウンセリングによって先延ばし癖や逃げ癖改善の可能性を高めることができると思っていただけたらよいのではないでしょうか。

「先延ばし癖や逃げ癖はカウンセリングで直るのか?」について私が思うことはそんなところです。

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