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注ネタバレ 劇場版スタァライトを見た私の解釈や感想、ここすきをまとめよう

TV放送版のキラメキに胸を打たれ、ロロロにおいて得も言われぬ衝撃を味わってからしばらく。ようやっと劇場版が公開になりました。

2度目の鑑賞を経て3度目の再演を行う前に。他の作品ファンの意見や考察、自分なりの考えをここにまとめておこうかなと。願わくば、3度目の自分とこれを見る人の手がかりになれば。

読みづらいのは映画を見てテンションが上がっているのと、聖翔の物語は今後続くのだろうか?とナーバスになっているからです。

電車内の席順は

電車内での双葉・まひる・真矢という珍しい組み合わせは、彼女達が同じ道へと進む意思があることの比喩だろうか。エルドラドの話題で盛り上がってましたし。

ワイルドスクリ――ンバロック 開幕

電車内での会話の後。劇場版におけるレヴュー
”ワイルドスクリ――ンバロック”が幕を開けるわけだけど、
左下に書いてあるタイトルを見て(心の中で)絶叫することに。
『皆殺しのレヴュー』と。

ロロロの件もあったし、「ついにやりおったわ」と。
もっとも、あの血は舞台装置で。トマトソースやらケチャップのような何かでしたけど。最近だと甘いジュースみたいな血糊もあるらしいですね。

天堂真矢の上掛け

開幕のシーンにおいてななは大立ち回りをしますが、あれには全く度肝を抜かれてしまいました。あと、イントロで右足トントンするのめちゃくちゃいい。あれ永遠に見ていたい。好き。好きすぎるから。

本編では真矢にしか白星をあげなかったのが嘘のようで、彼女の強さを再認識するシーン。にしてはちょっとトーンが低すぎでは?でもそこも好き。。
しかし当該シーンで、真矢の上掛けのみ落とされないんですよね。

「彼女の行動や心理、また目指すゴールが舞台少女としてあるべきものだったから」という考察もあります。現に真矢は”開幕”でただ一人うろたえること無く、ななのふっかけた舞台に上がっているわけで。
観客が望む限り…というのも彼女の口から出ていたような。多分。

怖いという感情

舞台創造科のある人物が発した「怖い」という発言。実際には皆同じ気持ちでいて、それを理解した上で一つの作品を作り上げようとしているはず。

しかし聖翔の所属でありながら、この場にいない者が一人
彼女がそれについて向き合うのは、物語が後半を過ぎてからのこと。

ななの立ち位置

序盤のシーンから彼女自身のレビューに至るまで。
大場ななは、狂言回し的な立ち位置が目立ちます

寮でオーディションについて口論になった時は一人で外(俯瞰の位置)にいますし、電車でも彼女たちの話題には混ざらない。その上、レヴューも彼女からふっかける形になっていて。そこだけ切り取れば「君が主催者なのかな?」と思えなくもないですよねと。

進路相談のシーンにおいて彼女は、『裏方』か『花形』を目指すのかを決めあぐねている。実際、純那と対峙するまでの行動は裏方のそれだし、レヴューに立つ姿はまさしく舞台の花。彼女は最後まで悩み、葛藤し。最後には進む道を決めたのです。多分。

『誇りと驕り』は誰のもの?

TV版第3話において、華恋VS真矢で歌われる『誇りと驕り』。
『誇りのレヴュー』について私は、
「真矢自身の絶対的な誇りで、連勝に驕っている華恋を一蹴する」という解釈
でいました。真矢パートもまさに誇りについて歌っていますし、約束と願いを原動力に走り続ける華恋をたしなめるようなイメージがありました。

しかし今回のVSクロにおいて、『誇りと驕り』に近いメロディーに載せてクロが歌うという事案が発生
挙げ句の果てには真矢の十八番である『This is』演出をもキャンセルさせられてしまいます。

パンフレットのインタビューも合わせれば、これはある種の意趣返し。
『誇りと驕り』という楽曲を歌う真矢本人にも、その双方の要素があったということを表しているのだと思います。きっと。

「あの子は捧げた! あの子は切り捨てた!」というセリフの少しあと、「私は!」と言っているのも伏線というか、ヒントだったのかなと。

かわいい天堂真矢

「あんた今が一番かわいいわよ」というクロに対し、
「私は! いつだって! かわいい!」と大マジで返す真矢。こういう所も驕り要素を感じちゃいますが、実際可愛いから仕方ない。

舞台への真摯な思いや確固たる実力の一方、まひる芋回などでの子供っぽさが目立った真矢ですが。こういったシーンでその補完が行われるのいいですね。これだよこれ!こういうのが欲しかったんだよ…。

華恋の再生産

「ひかりちゃんとスタァライトする」という目的が果たされたため、
舞台少女としての死を迎える華恋。その後マッドマックス的な再登場を果たすわけですが、初見時にここのシーンがよくわからなかったんですよ。

で、2回目を見た私の解釈は以下の通り。

・目的が果たされたため、目指すべきモノ(キラメキ)の枯渇。
舞台少女としての死を迎える。
・昔の自分やひかりからの手紙という過去の自分を燃やし、再生産のための燃料とする。
・このときに彼女の原動力が「ひかりちゃんとスタァライトしたい」から「ひかりちゃんに負けたくない」へとシフト。
・結果スタァライトを演じきっても、彼女は舞台の上で生き続けることを選択する。

という感じなのかなと。
ひとまずは、「ひかりちゃんとスタァライトする」と頑張ってきた過去の自分にケリを付けたというか、清算したイメージでしょうか。再生産で再び生まれ変わった愛城華恋は、未来へ踏み出していくと。

EDでバイクを倒す香子

華道の家元を継ぎ、今度は”待つ側”になった香子。
劇中のレヴューでも描かれている通り、双葉のバイクを受け継ぐことになります。
決起集会のときにバイクに寄りかかっていたので何となくそうなるとは思いましたが、実際見ると…エモいですね。ええ

ぶっちゃけ、バイクって足が長くて背の高い人の方が似合うんですよ。
まして香子はモデル体型ですから、スポーツタイプのバイクが似合わないわけないんですね。レースクイーン姿とか見てみたかっt(ry

そして双葉からもらったこのバイクを、あろうことか倒します。ガコッと。
「双葉には内緒でな」というセリフ付き。
あー!あるある!

くだらないネタなんですが、
バイクも自転車と同じくスタンドが左側にあるんですね。なので、バイクの左側に寄りかかっていた場合、割と簡単にバイクが倒れます。もしかしたら免許を取り立てで、カッコつけ優先でそこまで頭が回らなかったのかもしれません。

ひとまずはここまで

というわけで、ひとまずはここまで。3回目を見たら、また何かいろいろと頭に浮かんでくるかもしれません。

にしても、感じたことを文字して起こすって難しいですね。何かをまとめたりするのはともかく、自分の中のエモを字におこすのがここまで難しいとは。


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