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【詩】笑い

人は生き物の中でも、おそらく唯一笑う生き物だ。



それだけではなく、笑うという行為を日常的に行っていないと日々健康を損なっていく、本当に不思議な唯一の生き物ではないだろうか。



それは人間の心や脳が、とても複雑に出来ているからなのだろうか。
それゆえに、時に笑って力を抜いてやらないと、とてもしんどい。


複雑で仕掛けの細かい機械に油を差すように、
活動を続け発酵し続ける酵母のガス抜きをするように、
複雑な心を持つ人間には、笑いという緩衝材がきっと必要になのだろう。



笑っていないと複雑な思考は錆びつき、歪んで硬くなっていく、
膨れ上がったガスは心を圧迫し、苦しくなっていくだろう。


笑うことを忘れてしまうと、人間の心は取り返しのつかない苦しい状態になってしまう。


声をあげて笑おう、

ちょっと大げさに笑おう、

出来れば誰かと笑い合おう。



相手がいないのなら、いつでも私が駆けつけよう。そして日頃の何もかもを思い切り笑い飛ばそう。



そうするうちに、思考はうまく回り始め、心は苦しさから解放されていくだろう。



笑うことで身も心も健やかになる、私たちはそんな不思議な生き物に生まれてしまったのだ。


それならば、一度きりのこの人生、思い切り笑って生きていこう。