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『スローフード宣言ーー食べることは生きること』公式マガジン

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『スローフード宣言ーー食べることは生きること』(アリス・ウォータース著/小野寺愛訳)に関する記事
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#シェ・パニース

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/オンラインメディア ▶ 2023/2/16 @Forbes JAPAN ▶ 2023/2/3 @料理王国 ▶ 2022/12/5 @料理通信 ▶ 2022/12/3 @ビジネスインサイダー ▶ 2022/11/11 @文化通信社 ▶ 2022/11/1 @greenz /雑誌 ※特集記事及び書籍紹介 ▶ 専門料理2023年4月号 ▶ Discover Japan 2023年3月号 ▶ 料理王国 2023年2月号 ▶ 月刊クーヨン2023年1月号 ▶ 味

『スローフード宣言~食べることは生きること』を読んで

はじめに 今年のお盆は、アースデイの活動をされている方からご紹介いただいた『スローフード宣言~食べることは生きること』を読んで過ごしました。 この本には私が目指したい食との関わり方や地域社会のあり方が書かれていました。 この本を読んではっと気づかされたこと、やっぱりそうだよなと確信を持てたことを、ここに記しておきたいと思います。 人間も"植物"であった 本の中で、ウェンデル・ベリーの著書『小さく考えよう〔Think Little、未邦訳〕』より、下記の言葉が翻訳して抜

100年続く美味しさ:文化を作るということ

レイチェル・カーソンは「知ることは感じることの半分も重要でない」と言いました。それはまさに、子どもたちを毎日見ていて感じてきたことだったけれど… それ、子どもだけの話じゃなくて、大人も結局、同じなんだよなーと、最近よく思います。 どんなに大切なメッセージでも、説教されるよりも「体感」したときに腹落ちするもの。だから、視覚も嗅覚も全開にして自然の中に身を置いたり、大切に育てられた食材を大切に料理したものを食べたりすると、ハッとすることがある。 そんなことを考えていた折、その

枠を超えろ、五感に響け

先日、『スローフード宣言〜食べることは生きること』出版記念トークの第2弾で、シェ・パニース元料理長のジェローム・ワーグさんにお話を伺いました。 そんな風に語ってくれたジェロームは、アリスが息子のように大切にしている人。「アリスが最も愛した料理長」という表記を読んだこともあります。 まずはアリスとの出会いを聞きました。 ジェロームは、シェ・パニースで25年間働いていましたが、途中からは理事会にかけあって、料理人としての勤務を週3回に減らしたそうです。理由は、「食と政治をつ

生江史伸シェフと「食べる」を考える

この1年間、毎朝向き合って翻訳したアリス・ウォータースの『スローフード宣言〜食べることは生きること』に装丁がつき、自宅に届きました。 出版についてなど、何も知らなかったところから情熱だけでスタートした翻訳作業。本当に形になったと、感動しました…! 支えてくださった皆さま、見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。 そして今日は、出版記念イベントで、レフェルべソンスのシェフ生江さんと、海士の風代表の阿部さんが対談しました。 生江史伸(なまえしのぶ)さんは、