ハーバード大学公衆衛生大学院への留学日記
はじめまして。
いろいろなご縁や様々な先生方の御協力もあり、2018年9月より1年間ハーバード大学公衆衛生大学院 (Harvard T.H. Chan School of Public Health)にVisiting Researcherとして留学することになりました。
留学までの経緯、留学にあたり準備しないといけないこと、ハーバード大学公衆衛生大学院のこと、ボストン生活や研究のことなど伝えていきたいと思います。
まず自己紹介です。腎臓内科医9年目の医師です。都内で初期臨床を終了し、腎臓内科学/高血圧学を専攻いたしました。その後、千葉、栃木及び神奈川県などの大学病院及び市中病院で臨床及び研究を行ってきました。
医師7年目の時に、臨床研究の基礎を学びに都内にある公衆衛生学大学院(School of Public health, SPH)に入学しました。疾患予防の重要さに気づき、抗加齢医学や産業医学にも興味を持ち、この分野でも勉強/研究を開始しています。SPH在学中に社会疫学(social epidemiology)という分野に非常に興味をもち、更にinternationalな環境に身を置きたいという気持ちもあり、社会疫学で有名なハーバード大学公衆衛生大学院に留学することになりました。
*ハーバード大学公衆衛生大学院 (Harvard T.H. Chan School of Public Health)とは?
ハーバード大学は東海岸のマサチューセッツ州ボストンにあります。メインキャンパスはローガン国際空港から車で30分ほどのCambridge Areaにありますが、公衆衛生大学院はHarvard medical schoolがあるLong wood Areaにあります。チャールズ川を渡って反対側で、車で20-30分程度です。
ハーバード大学公衆衛生大学院は1913年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同で始まった、米国最古の公衆衛生大学院の一つです。
研究内容はとても幅広く、生活習慣病やがんなどに対する疫学的調査、栄養、医療政策や医療事故に関する調査研究、大気汚染の健康に対する影響、コストベネフィット分析、HIV/AIDS、Zikaウイルスなど感染症対策、さらには近年ではwell-beingやhappinessが健康に与える影響など行っています。
自分はDepartment of Social and Behavioral SciencesというLabに所属しており、Bossは日本でも有名なIchiro Kawachi先生です。
ちなにみ、同じlongwood キャンバスにある医学図書館(Countway Library)があり,その4階は,医学界で権威のある『New England Journal of Medicine』の編集部が占めています。
I am a Visiting Researcher in Harvard T.H. Chan School of Public Health (HSPH) from September 2018. I have worked in the around Tokyo prefecture as physician for several of years. My major are nephrology, anti-aging, and Occupational medicine.
2 year ago, I entered School of Public health (SPH) in Japan and was interested in Social Epidemiology.I want to study about this field more in the HSPH.
I would like to introduce about HSPH, Boston life and My researcher.
◆プロフィール情報
大学卒業後、都内の大学付属病院で初期研修を終了し、腎臓病学や高血圧学の臨床や研究に従事し、抗加齢医学専門医や腎臓内科専門医等の資格を取得。
予防医学やアンチエイジングの重要性を感じ、2016年より公衆衛生大学院に入学し、「食生活や生活習慣等など日常生活を改善することで、身体だけでなく心もHappyに」をモットーに、予防医学やアンチエイジングに関する研究を行っている。
2018年秋からハーバード大学公衆衛生大学院に留学し、最先端のアンチエイジング及び予防医学について研究中である。
◆資格
腎臓内科専門医、抗加齢医学専門医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医、
公衆衛生学修士(Master of Public Health: MPH)
◆HP
https://activehealthlab.tokyo/
*本ブログにおける発言は個人的なものであり、所属組織を代表するものではありません。
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