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【実家帰省という旅①】母の医療事故

コロナ前ぶりに今回、実家で過ごした。もちろん、コロナ中もちょくちょく会っていたが、やはり数日過ごさないと、というか「実家」にいてようやく話してくれること分かることがある、と実感した帰省だった。

いくつかエピソードがあったけど、まずちょっとショックだったのが、母が歯医者の医療ミスに遭ってしまったとのこと。

歯医者で神経の治療をしていたところ、別の歯の健康な神経を誤ってとってしまって、それが他の歯医者に行って発覚したとのことだった。

「気が狂うほど痛かったから、おかしいと思ったのよ…」
「でも、結局はいいお医者に会えたし、その後◯◯(妹)も同じくそこに通えることができたから、いいのよ。」

「訴えても私のせいでつぶれるようなことあっても嫌だし」とも言う母に、一人の声でつぶれたりなんかしないよ、と返事しつつ、そう母が言うので、私の方であとでそ口コミ投稿しようとこっそり思った。

実は、ちょうど私も同じ時期に歯の神経の治療をしていて、「こうした歯医者がいい」というアドバイスはすごく役立っていた。その時は心配させたくないと思って言わなかった。そして今回も、今更言うのもどうかと思いやっぱり言えなかった。

母がそういう医療ミスに遭ってしまっていたことに気付かなかったこと、母の犠牲で自分も注意できたこと、そしてそれを言えなかったことが、とても悔やまれた。

同時に、最初の医者を責めずに、「かえってよかった」と言えること、それが娘たちのこと最優先で考えてくれていることを感じて、嬉しい以上に、心苦しく感じた。今までもそうだったんだけど、母は元々かなりの健康重視派・慎重派でそれが若い時には疎ましく思われてなからなかった。(何せ、学校の健康診断のレントゲン診査も「断りなさい」と言う程)

母の言う事はちょっと大げさだとだいたいを話半分に聞いていたことが今では悔しい。大人になった今なら、自分でも吟味して相談のりつつ一緒に考えることができたのに。

今年はもっと親孝行をしようと思ったお正月帰省。

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