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セナのCA見聞録 Vol.41 バリ島でクルー仲間とパーティーバケーション  その3

この晩はおもしろいディナーパーティがありました。

私たちの団体用に予約された海鮮料理レストランはほとんど貸切に近い状態でした。

各座席にはバナナの皮で作られた変な冠が置いてあり、皆それをかぶって席につきます。初っ端からもう何かへんてこりんなことが始まる気配ばりばり。

食事が始まってまもなく、くじ引きゲームが始まりました。

番号くじの入った籠をもった仕掛け人が各テーブルを廻り、全員がくじを引いたところで、このパーティーの企画実行の大元、ライアンが当選番号を大きな声で読み上げ始めました。

当選番号を読み上げる度に、一人のよく日焼けした白人男性が豹柄のパンツ姿で。骸骨の頭のついた杖を振り上げては、「ウォー!」と雄叫びをあげて、その場を盛り上げるのに一役かっていました。

景品は一回目より二回目、二回目より三回目と少しずついい物になっていって、下から上に景品レベルが上がるに連れて、参加者もどんどんと盛り上がっていきます。最後の一等賞の当選番号を読み上げるときの会場のけたたましさといったら、もうほとんど耳をふさぐほどの騒音。テーブルの上によじ登って踊る人、こぶしを上げて叫びまくる男達。くじ引きゲームごときでここまで興奮できるとは。もう景品がなんだったかも忘れてしまいましたが、あの我を忘れるばかりの盛り上がり方だけは忘れられません。(ちなみに私達のテーブルではそのような光景はみられませんでした。)

最終日の前日。

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