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エッセイ|宵闇スナイパー

わたしの家は閑静な住宅地にあります。
自分で閑静と表現するくらいには田舎というか、しんみりした場所だと思ってください。

そんな平凡で一般的な住宅なんですが、最近ちょっと悩みができまして。

眩しいんですよ。

理由は明白です。
少し離れた建物の照明が、針の穴に通すが如くのコントロールで警備の明かりをうちの寝室の窓に当ててるんです。

本当に偶然。
これは嫌がらせとかじゃなくて、まじで向こうの防犯ライトの場所と角度、うちの窓の位置、お互いの立地の高さが奇跡的な噛み合わせで、まるで狙い撃ちのごとくわたしの寝室を照らしてるんです。
向こうの方が低い位置なので、1階にある玄関防犯ライトが2階のわたしの部屋にクリティカルヒットしてるんじゃないかな。

なんで急に眩しくなったのかは謎です。
別に新しく建物が建ったわけではないはず。
建物がなくなったというわけでもない。

でもすごく眩しい。

なんなんだろ。
ライト交換したんかな。

いや遠くのライトくらいで……って思われるかもだけど、本当についたり消えたりするとわたしの部屋の明るさ変わるんですよ。
目を閉じて寝てても、今あのライトついたなってわかるレベル。
流石に完全に寝入ってから起こされることはないけど、うとうとしてる時なら目が覚めます。

センサータイプだからパチパチパチパチ。
パチパチパチパチパチパチ💢
むしろずっとついてるんならそこまで気にならないかも。

最初はなんで急に明るいのが気になり出したんだろうって不思議だったんですが、道路5本分くらい向こう側の建物が原因って気づいた時には驚きましたね。

逆に考えたら、あそこからわたしの部屋って狙えるんだってこと。
あそこで暗殺者が構えたら撃たれる可能性があるんですよ。
そう思うとあのライトはこの部屋の直線問題に気づかせてくれて良かったのかもしれません。

わたしがプレジデントなら命が危なかった。

一般女性だから眩しいってキレるだけで済んだ。

むしろ向こうにプレジデントがいるのかも。
だからあんなに煌々と照らしてる可能性あり。にけり。

現状、対策としてこちらができることはカーテンを変えることくらいですね。

今のはどっちかっていうとかわいさ重視の普通のカーテンだから、遮光性能はそんなに高くありません。
ていうかほぼ無。
まあ今まで困ったことなんてないけどな!
相手がスナイプライトなんだから、こっちが遮光カーテンにして身を守るしかない。

一番手軽な対策として、先日アイマスクを買ってみました。
寝つきが悪くて寝る前に結構うごうごしちゃうから使えるかわからないけど、試験的に導入してみます。

クリスマスとかに自分へのご褒美として遮光性能、ついでに防音性能に優れた新しいカーテンを買うのもいいかもしれませんね。

光で起こされることなくガッツリ寝たいし。

実に実用的です。

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