「犬」前編


ふわふわの尻尾つきアナルプラグ
裸の男

いや、今日は1日ワンちゃんなんだったわね。
うん、可愛い。

私の自慢のペットになれるように、頑張りましょうね。

赤い革の首輪が映えてて可愛い。

四つん這いのまま、まだ戸惑っているのか落ち着く居場所が見つからない様子だ。

そんな光景を見ながら、淹れたてのホットコーヒーを持ってソファーに座る。
テレビを見ていると、ワンコが近づいてきた。

「おいで」

手を伸ばしてやると、顔を擦り寄せてきた。

顔、首あたりを撫でてやる。

「あら、嬉しくないの?尻尾振らないのね」

一瞬目を合わせたあと、おそるおそると、お尻を左右に振った。
アナルプラグについたフワフワの知っぽが、恥ずかしそうに波を打った。

「嬉しいのね、よかった。いい子ね」

私の笑顔を見て安心したのか、撫でられることを全身で満喫していた。

撫でることに飽きた私は、コーヒーを飲みながら、テレビを見ることにした。

ワンコは私の足元にお座りをしている。

ワンコを気に止めることも無く、パソコンでメールチェックをしたり、仕事の確認をしたり、私の日常が流れてゆく。

ワンコが私を見上げている。

「なに?どうしたの?」

“……”

ワンコは喋られない。
すると、顔を使い、鼻先で私のコーヒーカップを指した。

「ノド乾いたの?」

少しだけ頷いた後、四つん這いになり、尻尾を振った。

「そっか、おいで」

席をたちキッチンに向かうと、ワンコも四つん這いでつい

てきた。

犬の餌用トレイに水を入れてやり、床に置いた。

ペロ、ペロ、ペロ

うん、上手ね。たくさん飲みなさい。

そろそろお昼ね、デパ地下でお惣菜を買ってあったのよ。
ランチはいくつかのお惣菜と、冷えた白ワインにしよっと。

「あなたのご飯ね」

ドックフードのカリカリを入れたトレイを床に置いた。

躊躇っている。
餌を見て、私を見あげて、困っている。

「それ嫌なの?好き嫌いしないで食べなさい」

私を見たが、意を決してトレイに顔を近づけ一口食べた。

カリ、カリ、カリ、、、

微妙な顔。
美味しくはなさそうだ。

その姿を見ていた私は、あまりの面白さと可愛いさに、思わず吹き出してしまった。

ワンコはびっくりした後、少し嬉しそうにこちらを見つめている。

「あはは、、あー、ごめんね。あなたカリカリ好きじゃないのよね。缶詰にしましょうね。」

茹でた野菜と、ノンオイルのツナ缶をトレイに入れてやった。
どこかのモデルのペットが食べてそうだ。笑

「はい、どうぞ」

今度は嬉しそうに、食べ始めた。
餌を食べてる背中あたりを撫でながら、私も買ってきたサラダをつまんだ。
美味しいご飯、のんびり過ごす時間、可愛いペット。
冷やしたワインがとびきり美味しく感じた。

食べ終えたワンコの口をふいてやった。
嬉しそうにしているのを見て、私も幸せだ。

その後ものんびり飲みながらテレビを見ていると、ワンコが私の足を鼻先でつついてきた。

「どうしたの?」

ワンコを見ると、なんだかわからない表情をしている。

「なに?」

モジモジしながらも、ワンコが四つん這いで歩き始めた。
その後をついていくと、トイレだった。

「あなたはこっちよ」

ペット用シートの場所を教えた。

「ここに来て初めてだから、ちゃんと出来るか見ててあげるわね」

ワンコは恐る恐るシートの上に四つん這いの状態で乗った。

おしっこが出る所がよく見えるようしゃがんで覗き込むと、少しだけ勃起していた。

身体が少しだけ震えている。

ワンコの顔を見ると、目がうるみ恥ずかしそうにしている。

「あなたは犬でしょ。いいのよ、出しなさい。」

そう言ってやると、ジョロジョロと音を立てておしっこが出てきた。

出し終わると頭を撫でてやり、部屋に戻った。


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