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#47. 避暑避暑ばなしをできたらいい

こんばんは🌙

8月最後の休みが終わった。
連休やお盆休みがなかった私にとってはある意味夏休みである。
1日だけだったが。

夏らしいことをしたいと思ってドライブに出かけることにした。
行ったことのない場所に行くのも悪くないだろうということで。

午前中に会議とやらなきゃいけないタスクを片付けてランチに赴く。
コスパと見た目に惹かれて行きたかった店にようやく行けた。
チキン南蛮しか勝たん、異論は認める。

2車線あるとすいすい進むからありがたい。
初めて通る道を走ると、あっ、こんな街並みなんだ、こんな店があるんだと新しい発見に満ちている、まさに未知なる出会いというわけだ。

夏らしいことをしたいと思って滝を見に行くことにした。
山奥の避暑地のような場所にある滝ではなく開けたところにあった。
崖にあるので約5m離れた位置からしか見ることができず、日陰もなく直射日光で見る滝はとても暑かった。
あれ、滝は涼しいものだったはずなのに。
これも夏のせいにしておこう。

あまりにも暑かったので冷たいスイーツを食べることにした。
選んだのはかき氷。
夏しか食べれない、いや冬とかには食べようと思えば食べれるが寒くて食べたくないだけの憎いやつ。
かき氷といえばいちごやブルーハワイなどが定番だがそれは夏祭りや縁日の屋台に引っ張られ過ぎている気がする。
そんな渦中ではないし、お店で食べるかき氷は値段も大きさも全然違う。

今回はマンゴーのかき氷を選んだ。
果肉がゴロゴロと乗っていると食べ応えも見応えもある。
これだけの大きさのかき氷を食べれば流石に避暑れる。
夕暮れにかけて蝉の声が聞こえなくなっていって夏の終わりを感じた。

あぁ慰めあって笑いあって
そんなんじゃなくて話がしたくて
花火が見たくて隣にいたくて
見つめていたい ただそれだけでいいのに
それだけのはずなのに

夏の終わり / Non Stop Rabbit

マンゴーかき氷といえば台湾のイメージがある。
たしかあの日も本場を食べたいとわざわざ食べに行ったんだっけ。
台湾研修で仲良くなった私たちはいつしか2人で会うようになって付き合った。
食べ物でかつての一部を思い出すとは思わなかった。

あれ、ちょっと待ってくれ。
あなたとも韓国旅行きっかけに仲が深まってた気がする。
私の旅行あるあるなのか、ふつうに相手も旅で浮かれててそうなりやすいんだろうか。
結局最終的に思い出すのはそのことで、相変わらずインスタのいいねは来ている。
停滞しているのかと無気力に伸ばした手は奇しくも壁に変な勢いでぶつかった、手痛い。

昨日言われた主語のない「まだ好きなんじゃないんですか?」が私のことを言っているのか相手のことを言っているのかわからなかった。
咄嗟にそれはないよと返したが私を導いてくれる守護天使はどこにもいないようだ。
Z世代はすごいを使わないらしい、しゅごい。

8月もあと3日というタイミングなら夏の思い出を投稿したくなるのも不思議ではない。
おすすめに出てきたあなたの彼との思い出は見ないふりをした。
早く夏が過ぎ去ってほしいとどこかのカフェで店員に言ったことが皮肉にも実現しようとしている。

気付いたら色々なものが終わりを迎えていて、終わりたくない、終わらせたくないと願ったものほどあっけない。
夏の終わりにあなたは何を思っているのだろうか。
色々なものを夏のせいにしたいと思うが私が1番好きなバンドは夏のせいじゃ嫌でしょと掘り返してきた。
さつまいもは地中から見つからなかったので秋のせいにしようかなとも思えてきた。

あの日花火をしようねと約束した出来事すら遥か昔に感じている、もはや懐かしい。
これからあなたのことを思い出すたびに飽き飽きしそうだ、全く不愉快極まりない、士気は下がる一方だ。
この文に季節が隠れているという奇説があるらしい、至急探しておくれ。
見つけたら電話ください。
オーディエンスはあなたしかいないからそれと合わせてとっておいたよ。

良い夜を🌙