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私の物語:十三駅編

梅田から十三までの間に橋を渡る。
夕陽が綺麗に差し込み、
雨の日は雨水がポトポトと川に滴る。
今日は西北までの中間地点だ

書いてみて、書こうとして気づいたけれど、
自分の物語にはいつも登場人物が登場する。

今日は自分の話をしようと思う。

学校の最寄りから西宮北口までは一駅
学校3限終わりはだいたい歩いて帰る
阪急沿線だけど、電車に乗っていない散歩道のはなし。

学校から西北まで徒歩30分。
この距離がたまらなく好きだ。
急な坂を勢いよく歩き、ひたすら川沿いを歩く。

そこでは色んな出会いがあった。
ある日の帰り道、それはとてもあたたかく
夕日が綺麗に落ちかけていた。
金木犀のおだやかな香りや、公園で子どもたちのはしゃぐ声、みんな生きている。

子どもたちが犬を散歩させている女性に向かって
___こんにちは。___
そういう瞬間に立ち会えたとき、
何故だかとても嬉しくなる。

そして夕方17時ごろ
夕飯の準備か、とてもいい香りがする
誰かが誰かのために、誰かが自分のためにしていることが香りを通じて私にまで伝えてくれる。

日常ほど幸せなものはない、そう思うくらいに
生活を見るのが好きなんだとおもう。
誰かが植えたお花が道路わきに生きていたり、
工事をしていたり、みんながそして自分たちが
心地よいと思う街を自分たちの手で作っている。

目に入る全てが愛おしくて、何も失いたくないとまで思うほど愛くるしいものやひと、場所で溢れている。

電車に乗らずに少し足を使ってみると
そんな幸せや生活を味わうことができるのです。

今日はハロウィン。
特に何もする事はないけれど、、
ささやかにもプリンを買って母と食べようと電車に乗る。

次は終点、梅田駅。
さあどんな物語にしよう

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