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夏はクリアガラスもええよ

はいこんにちは、夏の大柴ですよ。
ミルクグラス大好き民ですけど、今回は時期も時期でベリーサマー(とても暑い)ということで、クリアガラスをご紹介しますね。

ガラス=透明なもの
と世間では認識されがちですけども、我が家では主役が不透明ガラスなので、透明ガラスの良さを再度見直してみましょうかねえ。

【メジャーカップ ブラック 8オンス・16オンス】

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1947年以降のもの。
ガラス製造初期の頃から「家庭の定番品」として愛されている計量カップ。
まだ初期のものなので、ガラスも薄く、もうプリントはげもすさまじく。

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手書きなの?!と思えるような書体の可愛さがいいですね。
よく見るとガラスの濁りやヨレもあって、当時の加工技術の未熟さを楽しめます。
そのあたり、ミルクグラスだと不透明なのでなかなか分からない部分ですね。透明だからこそ味わえるミスなのかもしれません。

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厚みが違うのです。
右がブラック、左が現行品のメジャーカップですが、右側は消耗品なのにいかにも薄くて割れてしまいそうなので、今となっては厳重に保管しております💦

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そうそう、我が家には現行品のメジャーカップもあります。
昔からサイズは同じで、小さい方が8オンス。250ccの線と1カップの線が引かれて表示されています。
多いほうは16オンス。500ccですね。
さすがに500ccは大きいし重いので、こちらはぬいぐるみなどを入れて飾っております。

小さいほうを使用中。キッチンも爽やかです♪
そうめんのつゆなんかを作ったりするとまさに夏ですな。

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なんだかんだと、メジャーカップが好きな私。
この大きさは食器としてはあんまりないので、
キャンドルを中に入れて焚くにも、
ハイドロボールを入れて植物を植えるにも、
本来である料理に使うにも、
なかなかに良いのです。

【マグ キンバリー クリアアンバー】

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1970年代のもの。
キンバリーとは南アフリカのキンバリー市に由来しています。ここでは世界最高のダイヤモンド鉱山が発見されたことで、1867年以降ゴールドラッシュ時におおいにわいた街のひとつ。
側面のごつごつしたダイヤモンド柄をキンバリーと呼ばせるあたり、なかなかノスタルジックですね♪

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トップ画像の写真は、このキンバリーマグにカメラをくっつけて底を撮ったものです。
70年代という製造後期のものでありながら、キンバリーにはレアものも多く、その一つがクリアガラスのキンバリーマグです。

我が家のこのカップのレア度はまあまあ。
ミントでもニアミントでもなかったので1~2万円程度のお安めでしたが、これがミントだったりすると大変💦

さらにアンバーの中でも色のとても薄いライトアンバーや、透明のオールクリアだったりすると・・・
なかなかにお小遣いが飛びます(笑)

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まあお値段はどうとして、
この透明感とごつい手触りを引き出して、でっかい氷を入れたアイスコーヒーなどを作ってみるのも良いかもしれませんね♪
したたる水滴も醍醐味の一つでしょう。

【サファイヤブルー カスターカップ】

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1940年代のもの。バックスタンプは『FIRE KING』のみ。

カスターカップと呼ばれるサイズのカップは、プリンや茶わん蒸しのサイズのもので、小鉢文化のある日本人にはなじみの手のひらサイズ。

数あるカスターカップの中でもサファイヤブルーは数種類あって、この左右も実は違うシリーズ。
わかるかな?!

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エンボス加工されているのがサファイヤブルーの特徴のひとつ。
そしてなんと言ってもこの透明有色ガラスの青みがかった美しさですよねえ。

ビー玉入れたり、ハイドロボールというジェルでできたポリマーを入れて、観葉植物を水栽培してみるのも可愛いかもね☆
日本の夏には、小さなかき氷も映えるでしょう♪

【スワンキーグラス】

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1950年代に、アメリカの食品メーカー「クラフト社」がガラスカップにチーズを詰めて販売したのが、スワンキーグラスの始まりです。それ以降たくさんのガラスメーカーが競うように食品販売用カップを製造されてきました。

こんなキュートポップなカップにマヨネーズやドレッシングが詰められて販売されていたんですよ。並んでいるスーパーマーケットの売り場はとても華やかだったでしょうね。ガラスって割れやすいし重いのに、今でもドレッシングってビンが多いですよね。そういうことなんですね~。

スワンキーグラスという言葉のほうが一般的ではありますが、正式には『Swankyswig』なんだそうで。
スワンキーグラスをたくさん集めて、夏のパーティーでフルーツパンチやメロンソーダでも出したら、それはもう可愛らしいでしょうなあ。

これはでもあれかな、麦茶飲むときお母さんがあたかもドリンクコップとして存在していたかのようにモロゾフの食べ終わったプリンカップを出してくるような、あんな感じの食卓馴染み感。
ワンカップを箸立てにしてるような・・・いやそれはちょっと・・・

当時のスワンキーグラスは、主に可愛らしい動物柄が多く、グラス欲しさに買ってしまう人も多かったのでしょう。分かる。
その後この可愛らしい小ぶりのカップは海を渡り、日本でも長く愛されていますぞ。案外価格が高騰しないのが嬉しいところですね♪

ちなみにこの青いカップは戸棚にしまってありますが、恐竜の描かれた可愛らしいカップもあって、そちらは綿棒を入れています!ぴったりや!!
(目黒で800円でゲット)

クリアガラスは大事にね!

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今回は食品を入れずに撮影しました。実際に使っているところをお見せするのが一番魅力が伝わるのですが、クリアガラスのコたちは、我が家ではこのように扉付きの棚で厳重に保管されております。

こいつらは棚に並んでいつでも使えるものとは区別しています。なぜなら、ちょっとレアだったから。高価だったのはもちろんですが、それ以上に状態が良いので、傷をつけたくなかったんですよねえ。

もし日常使いをされるなら、やはりフルーツでしょうかね!
みずみずしいブドウやメロンなどを好きなだけ盛ってほしいものです♪

クリアガラスは夏の静かな悲壮感

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クリアガラスに透ける自然光は、ミルクグラスのようなまろやかさというよりも、もの悲しさや寂しさ、愁いを帯びているなと思うわけです。

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それは太陽光の持つ青みだけが映えるからかもしれませんね。
夏休みにたくさん遊んでぐっすりと昼寝をし、畳の上でむくりと起き上がった時に目に入った、沈みかけの青い夕日のような、そんな寂しさを感じます。

涼し気ということは、紙一重で冷たさも持ち合わせていますから、それが独特の寂しさに見えるのかもしれません。

透明ガラス特有の、山から降ろす風のような涼しさを味わっていただけたら、今年の夏は涼しく過ごせるのかな♪と思います~

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