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【読書日記】「死海のほとり」
遠藤周作の「死海のほとり」を読了。
英会話のレッスンのおまけで宗教リテラシーを学んで以来、ずっと気になっていたことが掘り起こされてきている感じがしている。
同じく遠藤周作の「深い河」を読み終わってからこの本を手に取った。
「死海のほとり」は、現代の話とイエスがいたころの話が交互に展開されて、どっちの話かなと混乱することもあったが、「私」のイエスをたどる旅に重なっていて一緒にイエスについて考えているような気にさせられた。
愛とは何か。奇蹟などない。ただ、寄り添うということ。
「無償の愛」を与えることもどうなのだろう。できるだろうか。
誰かにパンを譲り、生きることを譲ることができるだろうか。
さあ、私はどうなのだろうともやもやとした気持ちが残った。
一度読んだだけではよくわからない。
しばらくは遠藤作品を読んでいこうと思っている。
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