口から空気が出るとき
食べすぎでもないのにゲップが出るときがある。
それは、心のモヤモヤが吐き出されたとき、だ。
理由がわからないのにモヤモヤしてる。
モヤモヤする心の状態は理解しているけど、
その理由が判然としない。
というときもあれば、
悩みも苛立ちの矛先もわかっている。
なのに、モヤモヤが治まらない。
というときもある。
どちらの場合も
喉に何かが使えているような状態になる。
口から出ていってくれたらスッキリすると思って、
口を開いて出そうとするけ出ていってくれない。
そんなとき私がするのは、
『モヤモヤの書き出し』。
心の中や頭で理解しているだけじゃダメで、
言葉にしてしゃべるか、
文字にして書き出したらスッキリすることが
過去の経験からわかっている。
ただやみくもに書き出すという行為は、
とうの昔に止めた。
モヤモヤを解消するワークが載った本を見ながら
手順に従って書き出していく。
そうすると、
自分が持っていた思考とは違うところから
モヤモヤの原因になっている気持ちや考えが
あぶり出されて、
本当の悩みというか、
押し隠し醜いふりをしてきた気持ちを
目の当たりにさせられて、
結果スッキリする。
直近で口から空気が出たのは、
『嫉妬心』に気づいたときだった。
嫌いだと思っていた彼女、
あんなふうにはなりたくないと思っていた彼女に、
私は嫉妬していたらしい。
甘えん坊で、
高齢の親に一方的に頼っているところが嫌いだった。でも、仕事では個人教室の講師として
生徒をどんどん増やしている彼女。
私はそこに嫉妬していた。
その嫉妬心を隠すために、粗探しをして
「甘えてばっかりの嫌な人だ」
って思いこもうとしていたらしい。
彼女の甘えん坊なところが嫌いなんじゃなく、
自分の醜い気持ちを隠すための
隠れ蓑にしていただけ。
その醜い気持ちに気がついて認めたら、
ゲップが出た。
スッキリした。
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