情報リテラシー論③検索エンジンの変遷と進化 長岡造形大学

この授業を受けて私自身いろいろと考えさせられました。特にインターネットや検索エンジンの進化について、改めて「こんなに変わってきたんだな」と実感しました。1990年に世界初のブラウザ「ワールドワイドウェブ」が登場してから、私たちの生活はどんどん便利になっていきましたが、実はその裏で企業同士の複雑な関係や競争があるというのは、あまり考えたことがなかったんです。

たとえば、AppleとGoogleの関係が深いという話。iPhoneのデフォルト検索エンジンがGoogleになっているのは、ただ技術的に優れているからではなく、Googleが多額のお金を払ってそのポジションを獲得しているというのは、少し驚きでした。私たちはスマホやPCで毎日のようにGoogleを使っていますが、その背景にはビジネスの駆け引きがあって、単なる「便利さ」の裏には大きな契約が動いているんですね。

また、Googleが単に「検索エンジンの会社」じゃないという点にも改めて気づかされました。広告収入がメインで、検索結果も単純に「お金をたくさん出した企業が上位に来る」わけではなく、内容や評価が大事だというのも面白いです。これを聞いて思ったのは、やっぱり「質」が重要なんだということ。検索して得られる情報も、ただ量が多ければいいというわけではなく、本当に自分に合った内容が見つかるかどうかがカギなんですね。

さらに、最近話題のチャットGPTの話題も興味深かったです。「チャットGPTは、言葉と言葉の組み合わせの確率が高いものをそれっぽく作ることができる」という話を聞くと、まさに僕たちが無意識に求めている「それっぽい」文章を、どうやってAIが生み出しているのかが少し理解できた気がします。大規模な言語モデル(LLM)やトランスフォーマーといった技術が、その背景にあることを知ると、検索エンジンやAIの進化は本当に驚くべきものだなと思います。

でも、その進化の一方で、授業メモにある「検索に頼りすぎるとひらめきは生まれない」という指摘はすごく共感しました。確かに、最近は何か分からないことがあるとすぐにスマホで検索してしまうけど、それで得られるのは既にある「答え」に過ぎないんですよね。クリエイティブなひらめきや、新しいアイデアって、ただ検索するだけでは生まれない。結局、自分の頭の中にどれだけ多くの情報や知識を蓄えて、それをどう組み合わせるかが重要なんだと思います。

だからこそ、義務教育って意味あるんだなと改めて感じました。子どものころは「こんなこと覚えて何の役に立つの?」と思っていたけど、いろんな情報をインプットしておくことが、後々のひらめきやアイデアの源になるんですね。そう考えると、学校で学ぶことの価値も変わって見えてきます。

これからも検索やAIは進化し続けるだろうけど、僕たち自身が考える力やクリエイティビティを磨くことが、より重要になってくるんだなと思いました。便利なツールを使いこなしながらも、自分自身の脳を鍛えることが大事だという授業のメッセージが心に残りました。


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