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【旅行記】チェコのビールは最高だ(10年以上前のこと)

昔のネット日記から転載シリーズ。
チェコでは毎日ビールを飲みまくっていた。
早くパンデミックが収束して、わいわいとビアホールに心置きなく集える世界に戻ってきてほしい!(以下転載)

チェコはビール大国

中世から現代までの建築物が調和する、美しい古都プラハ。
観光にショッピング、コンサートや観劇…と楽しみは尽きないが、到着したらまず行きたくてたまらなくなるところ、それはビアホールだ。
チェコは世界に誇るビール大国で、国民ひとりあたりのビール消費量はなんと世界一。
日本のビールの原型でもあるピルスナーは、19世紀半ば、チェコの地方都市プルゼニュで初めて造られたという。
中ジョッキが約150円〜(ああ、たった5年前は約60円だったのに!)と、ミネラルウォーターよりも安いのだから、どんどん飲まずにはいられない。
チェコの人々は酔ってハメを外すということはなく(騒いでいるのはたいていドイツやイタリアからの団体観光客だ)、定番のローストポークをつつきながら熱心に会話にふけっている。

プラハでビール三昧に過ごしたい

ビアホールはそれぞれに個性的で、ビールだけでなく雰囲気もじっくり味わえる。
創業1499年、修道院を改装した「U Fleků(ウ・フレクー)」で飲める特製黒ビールは、ふくよかでかすかにスパイシーな味わい。
観光スポット化されていて値段も少々高めだが、昔ながらの空間はやはり一見の価値がある。

旧市街の中心にある「U Zlatého tygra(ウ・ズラテーホ・ティグラ)」は、最高においしいピルスナー・ウルクェルが飲める店として有名だ。
しかし狭い店内は毎日通ってくる常連のオヤジさんたちでいっぱいで、入口にはいつも満席という表示が出ている。
二人連れでおそるおそる足を踏み入れてみたら、無愛想なマスターが無言でジョッキを差し出してくれた。
立ち飲みしたそのビールのおいしかったこと!

個人的なお気に入りの店は、ブドヴァイザー・ブドヴァル(アメリカのバドワイザーはこのビールから名前を取っている。味はまったくの別物)が飲める「U Medvídků(ウ・メドヴィードクー)」。
料理の種類も多く、庶民的な味と雰囲気が楽しめる。
夜になるとアコーディオンやヴァイオリンの生演奏も始まり、ますますゴキゲンな気分が高まっていく。

「Pivovarský dům(ピヴォヴァルスキー・ドゥーム)」は中心部から少し離れたところにあるブルワリーレストラン。
店内にはピカピカ光る醸造タンクが鎮座している。
コーヒーやチェリー、バナナなどの変わりビールがいろいろ揃っているのもおもしろい。

チェコ国内には50以上の醸造所があり、なかには見学ツアーを行なっているところも。
地方の町を巡って地ビールを飲み歩いたり、いろんな銘柄のコースターを集めたりと、ビール好きにはたまらない国だ。

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