甘桃 明子

私の欠片を拾い集めて綴っています

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乳がんの手術から3か月を過ぎての雑記

こんばんは。こんにちはの時刻にパソコンを開いたのに、色々な記事を読んでいたらこんばんはになってしまいました。 今日は八百屋さんで大きな蕪が葉付きで138円でした。ベビーホタテ(青森産)と一緒に薄味のお出汁で炊いて晩ご飯のおかずにします。 タイトルの通り乳がんの手術を受けてから3か月を過ぎました。右胸を全て摘出したのですがもともと胸が小さいので左右の差も少なく、案外喪失感と言ったものは感じていませんでした。 ところが最近になってお風呂に浸かりながらふと「うん、私の右胸無いねえ

    • 2022年3月5日啓蟄 27年飼っているクサガメを冬眠から起こす。今年は寒いから延ばそうかと思ったが暦に従った。 初めは眩しげに首を引っ込めていたが数時間後にはしっかりエサを食べてくれた。今年も元気に起きてくれてよかった。肌艶もよい。今年も一緒に楽しく暮らそう。

      • 物凄い鳴き声で目を覚ますと、開けていた窓から入ってきたらしく数10羽の雀が窓辺にとまっている。1羽に手をのばすと、めちゃくちゃ小さいのがとまってきた。吸いたい、でも野生の雀を吸うのは衛生的にいかがなものか。逡巡したが耐えられず控え目に吸ってみた。あまり鳥臭さを感じられなかった。

        • 尋ねよさらばもたらされん(雀がさ🐤)

          久しぶりに街の大型書店に立ち寄った。洋服屋さんでは何を選べば社会生活を過ごすにおいて無難なのかということと、何を選べば自分自身が心地良く満足して過ごすことができるのかということを天秤にかけながら選ぼうとするため、プレッシャーに疲れだんだんと落としどころがわからなくなる。無難に特化すればその服を着るたびに自分が何者なのかわからなくなっていくし、好きに特化すれば気持ちはときめくけれど結局表に着ていく勇気が持てずタンスの肥やしになる確率が高いのだ。 その点書店は違う。まるでホーム

        乳がんの手術から3か月を過ぎての雑記

        • 2022年3月5日啓蟄 27年飼っているクサガメを冬眠から起こす。今年は寒いから延ばそうかと思ったが暦に従った。 初めは眩しげに首を引っ込めていたが数時間後にはしっかりエサを食べてくれた。今年も元気に起きてくれてよかった。肌艶もよい。今年も一緒に楽しく暮らそう。

        • 物凄い鳴き声で目を覚ますと、開けていた窓から入ってきたらしく数10羽の雀が窓辺にとまっている。1羽に手をのばすと、めちゃくちゃ小さいのがとまってきた。吸いたい、でも野生の雀を吸うのは衛生的にいかがなものか。逡巡したが耐えられず控え目に吸ってみた。あまり鳥臭さを感じられなかった。

        • 尋ねよさらばもたらされん(雀がさ🐤)

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          宝箱だった

          宝箱の中には何が入っているの。キラキラ輝く宝石、金のネックレス、大切な宝物。 私が心から愛したオスの桜文鳥がいた。もう何年も前に死んだのだけれど、私は彼の未亡人なんだと思うくらい。頭おかしいんじゃないかと言う人がいたらそうですよねと相槌をうちます。でも出会った時から彼と私の間には理屈では説明がつかない不思議な縁のようなものがあったんです。 ある時彼の脚の小指が傷ついて、血が出ているのに気付きました。最初は大した傷では無いように思えたのですが、気になってくちばしで何度も触る

          宝箱だった

          いちばん欲しいものは

          ハンバーグを作ろう。そう思ってひき肉、タマネギ、ナツメグなどを買い集めることはしない。スーパーに行ってその日の特売品を吟味して夕飯のメニューを決める。家の冷蔵庫の中も頭の中で映像化しながら。材料ありきのメニュー決め。こんな私って素敵、器用、賢い女、そんな風に思っていなかったと言えば嘘になる。思っていたのだ。 お財布の中身や諸々の事情に合わせてそういうことが出来るのは、本当に素敵なことだと思う。限られた材料から今日は何を食べたいか、栄養のバランスなども考えながらメニューを決め

          いちばん欲しいものは

          今朝の真実

          「今はそんなことちっとも思ってないけれど、そのうちに『死にたい』とか考えるようになるかもしれない」 そんな思いが頭に浮かんだ日、別の用件でたまたま来ていた派遣会社の担当者をつかまえて「私もうだめかもしれないです」と伝えたのだった。 その担当者は後日出直して話を聞いてくれ、私は派遣契約を終了することにした。 もうずっとしんどくてたまらなかった。 でもこの見たこともない、わけのわからない政治色の強い世界で、一人奮闘して働くことが面白かった。 耳に入る未知の世界の情報にも

          今朝の真実

          りんごはなんでウサギなのか

          なんでりんごはウサギでなければいけないのか。 ゴリラではいけないのか。 ネズミではいけないのか。 私が幼い頃、ギリギリ明治に滑り込みセーフで生まれた祖母が切ってくれるりんごもウサギの形だった。 色白でお耳が赤いウサギ。 祖父が富山の生まれだったせいか、我が家で購入するりんごの品種は、断然ふじが多かった。 今から20年近く前。 友人と初めて富山へ旅行した時、確か「金太郎温泉」に向かおうと乗り込んだタクシーの運転手さんが、私たちが旅行者だと知って親切にりんご畑の近く

          りんごはなんでウサギなのか