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No.17 オパール
エチオピアの虹の光沢が出ないオパールだ。
「あれ?オパールって虹の光沢が出ないものがあるの?」
と思う方も多いと思うが、そもそも虹の光沢が出るオパールの方が珍しく、この世の中で産出するオパールのほとんどが虹の光沢が出ない「コモンオパール」である。
しかしコモンオパールもなかなか乙なものだ。オパール独特のテラテラ光沢は他の鉱物ではなかなか味わえない。また、このオパールは透明感が高いので尚更テラテラ感を味わうことができる。
だが、このオパールに悲劇が起きた。
透明感が強く卵白のようなオパール。私のお気に入りである。
ある時石仲間へこのオパールを自慢して家に帰ってみてみたら、オパールが白く不透明に濁ってしまっていた。
恐らく冬の乾燥で干からびてしまったのだろう。オパールの5~10%は水分。すぐに私は水につけてなんとか戻そうとした。
その後私の献身的なケアと管理のおかげで、中にひびは入ったもののなんとか透明感を取り戻すことができた。
今回、この記事で言いたいことは一つ。
みんな、オパールの管理には気を付けよう。
【参考書籍】
「ネイチャーガイド・シリーズ 宝石」
ロナウド・ルイス・ボネヴィッツ 文
伊藤伸子 訳 化学同人 2015年
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