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読みかけ「ノートルダム・ド・パリ」 進捗 3 アイドルとストーカー

天海 悠


対して進んでないので、あまり長い記事じゃございません。

しかしめちゃめちゃショックだったのはやっぱり、エスメラルダが取り換えっ子でジプシー出自ではないところ。
そんなん大前提が崩れるやん。

今までの肌の色黒めの「性格の良いカルメン」的ないかにもジプシーなエスメラルダ像は何やったん。
そもそも論やわ。

これまじでカルチャーショックやった。


このあたりが面倒くさいながらも読み進めていた頃の、読みかけの記事です。


前回の記事


グーテンベルクのリンク。(英語版・フランス語版)


以下、再録の続き。
ネタバレを含みます!



*  *  *


前回の、エスメラルダはジプシー娘ではない!?
との衝撃からフロロのうだうだに戻ってくる。
現在、第七章。(テキストなので、ページ数で言えないのがつらい)

フロロ…めんどくさい。

でも、その悶々というか懊悩は人間らしいと思う部分もある。

何より、常に上から目線で俺偉い!俺立派!知識も深い!人類皆俗物!な感じの男が(偏見まみれ)、たった一人の小娘、たった一つの感情にこれほど支配されてきりきりまいするのが小気味よくもある。
恋心は制御できないんだよね。

フロロはこの俗世界の中では、地位と名声をがっちり確保している。
神秘主義者で学者肌。
学者というよりオカルトマニアをこじらせた感じある。

なのに何をしててもエスメラルダの事が頭から離れず、あーだこーだひとりごとを言いながらウロウロ、悶々とした挙句、「運命!」というギリシャ語を衝動的に書きつける。

一部始終を出来の悪いフロロ弟が目撃している。

この物語の冒頭で出てきた「ANArKH(運命)」という壁の書きなぐりはここだった。

それはそれはもう、思わせぶりに、これが最大の伏線ですから~!!これ重要ですからー!!!
という感じでもったいぶって出てきたエピソードだった。
(ユーゴーごめんなさい)

フロロだったのか。
カジモドかと思っていた。

「なぜラテン語ではなくてギリシャ語?」と盗み見ていた弟くんが疑問に思う。
なぜそこを突っ込むの?と読んでいる私が疑問に思う。
伏線は後ですぐに回収された。

「運命!」と言われてる当のエスメラルダはフロロと知り合いでも何でもない。
しいて言えば、なんとなく付けまわされていることは感づいていて薄気味悪がっているらしい描写が出てくる。

踊っている姿を遠くから見ているだけなのにここまで萌え狂っちゃう。
このありさまは、シンプルに言えばアイドルにガチ恋したストーカーを思わせる。

一目ぼれ・遠くから見守る・つけまわして手紙を送る、などなどは、昔からよくあったことだし、ほかに思いの伝えようもないからあまり安易にストーカーだ!とは思わないようにしているのだが(ほとんどの文学作品がありえなくなる)、フロロ。こいつはちょっとストーカー気質っぽい。

ストーカーとは「勝手に向こうも自分のことが好き」と思うか否かだと定義しているが、フロロは今のところ、そこまでではない。
まだ烙印を押すのはやめておこう。様子見の状態。

この萌え狂ってる状態を、金の無心に訪れた飲む・打つ・買うと三拍子そろった放蕩者の弟が偶然に目撃したわけだ。

*  *  *


再録はここまでで、ここからは本当に読み進めるままに書いていこうと思う。
しかしこの記事を上げ始めたおかげで、また読み進めることが出来ている!!
最近、本を読む気力も時間もなくなっていたのに、無理して読み進めはじめた。
おかげで進んでる!
感動!

積ん読に悩んでる方一緒に進捗を投稿しよう!!

ネタバレになってしまうのだけが、悩みの種だ。



つづく


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天海 悠

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天海 悠
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