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読書感想文・その後

こんなん書いてみたがどうかね?と上の子に見せてみた。
わりとオープンな家。

上の子は胡散臭そうな顔でふら~っと読んで、クスっと笑って、ピッ!といいねをつけた。

あっ!!

「まあ参考にはなるんじゃない。てか、こいつ(大乱闘の相手)だれ」

おまえ!おまえだよ!!!お前のことだYO!Yooooー!!!!!

「あっそうなの?」

というか、これじゃ自分が自分にいいねをつけた感じになっちゃうじゃないか。まあいいけど。

※ちなみにnoteのいいねは外部の人も付けられます。
 (付けられるようになったそうです)
 「非会員ユーザからの〇スキ」と表示されます。
 誰からかわからないので、積極的にどうぞです。(宣伝)


上の子は私に似て岩のように頑固で意志を曲げないたちなので、私もさじを投げて放置していた。

そしたらこいつは推薦図書(青春系)による感想文に「この人たちは何をしたいのかわからないしもっと意思表示もはっきりすればいいと思う。興味もなかったが読んだからといって特に興味も湧かなかった」などという恐ろしい感想を書きやがっていた。
中学生の頃の話だ。


下の子がいま絶賛苦労中。
メモにするまでずいぶんごねた。
またこっちも、好きなようにやらせて!と書き出して序盤で投げ出し、やっとメモに順番をつけてくれた。

そこから、横につきっきりでメモをもとにもう一度書き取りをする。結局、スマホの音声入力を使った。文字起こししなくてもすむのだ。やはり便利。

「最初に全体的にどうだったかを入れるんだよね?」
「だったらここ」
「ふむふむ」
「あっ、そこは削って。いらないから」
「えー」
「長くなるからやだ!」

そして、メモをそのままワードに貼り付け、印刷設定を原稿用紙にする。禁則処理もやってくれるし、空白も入れてくれる。

これを、丸写しするのだ!!

あまり勉強にはならないと思う。
昔は!昔は!二回も三回も下書きをかさね、紙に書いては書き直していたんだ。
その書くこと、に意味があった。
漢字も覚えるし、感覚的に文を作ることも慣れて行った。
今でもこのやり方を踏襲している人はぜったいに文章力も書く力もつくはずだ。

だがまあ、根性論が見直されている昨今だし、時間もないのでだまって印刷して丸写ししてもらう。

できた!
本人が嬉しそうにしているのでまあよしとする。



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