生きるために、"物語"を作っていると思う。
書店に足を運ぶと、ずらりと並んだ本棚にはたくさんの小説が置かれている。それは古典から最新作まで、国内の小説から海外の作品まで、多岐にわたっている。この世に存在する物語をすべて読むなんて、物理的に不可能だ。本棚を眺めていると、ついそんなことを考えてしまう。
ところで、聞き慣れた話かもしれないが、以前から若者の活字離れが言われている。インターネットの台頭にともなって、電車の中で本や新聞を読んだりする人は見かけなくなった。その代わり、揃いも揃って皆スマホを片手に何かを見ている