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人に優しさをあげるのは、自分が満ちてからでいい。

こんにちは。天宮です。

今日は、優しいひとって、アンパンマンみたく
自分の身を削って、周りを助けちゃいがちですよね。
というお話です。

1カ月ほどの間、こちらのマガジンで、二股結婚で幕を閉じた、年下彼との物語を書かせていただいておりました。

この頃の私は、自分自身の心の痛みをすっかり置き去りにしたまま。似た痛みを抱えた年下彼を助けようと、四苦八苦していました。

いやもう……。あの頃は本当にしんどかったです。

例えていうと、全身骨折している私が、同じく全身骨折している彼を助けようとしていたようなものです。本来身動きもできないはずなのに、ひとを助けるなんて、できるわけがなかったんですよね笑

いまでこそ笑い話だと思えますが、当時の私は本当に必死でした。無意識ですが、私は彼を通して傷ついた自分自身を見ていましたから、どうしても放っておけないし、なんとかして助けたいのです。

彼を見捨てることは、自分自身を見捨てることと同義でした。

しかし、これはやはり無理な話。私と彼の物語は、彼の二股結婚という形でいったん幕を閉じることとなります。

自分で言うのもなんですが……。

こういう問題のあるパートナーと出会い、四苦八苦するひとというのは、本来、とてもとても優しいのです。

外側の誰かに意識を向けて生きてきたひとが多いですから、他人の痛みを察する能力がとても高く、傷ついているひとを見つけるのがとても上手です。

そして無意識のうちに愛のレスキュー隊になってしまうのですが、いかんせん自分の傷の手当がおろそかになっている場合が多く、頑張って頑張って頑張った結果、共倒れになってしまうというケースが少なくないようです。

天宮もその例に漏れず。二股結婚した彼を助けようとした挙句、みごとに共倒れることになってしまいました。

誰かを助けたいという気持ちは、とても尊いものだと思います。でもやっぱり、人の面倒よりまず、自分の面倒を見るというのが鉄則だと思うのです。

誰だって、満身創痍なひとに
助けてもらいたいとは思わないですよね……。

自分がしっかりと自分と繋がれていて、満たされていて、
そこで初めて、ひとに手を差し伸べる余裕が生まれるし
本当の意味で、手を貸してあげることができると思うのです。

ずっとずっと、誰かを助けてきた、優しいみなさま。
(あなたのことですよ笑)

今日はとっても寒いですから
温かいお風呂にでも浸かって
ご自身の心をしっかりとケアしてあげてくださいね。

今日も最後まで読んでくださり
どうもありがとうございました。

皆様の心が、少しでもあたたかくなったなら
とても嬉しいです。

天宮一美





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