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サンプル無料公開:「子育てママさん必見! 心の元気な子どもに育てる3つの秘訣-子育てに大事な「自己肯定感」について-」

※ココナラで販売しているテキストのサンプルとして、”はじめに”を無料公開いたします。

1.はじめに:子育てに一生懸命なママさんへ

はじめまして、私は、天木和(あまきなごむ)といいます。アマチュア作家をしております。

唐突ですが、いまこれを読まれているママさん(もちろんママさん以外の方も大歓迎ですが、いちおうタイトルをママさん必見!とさせていただきましたので)に質問があります。

「あなたはお子さんに将来どんな素養を持ってほしいですか?」

「素養」とは、身に付ける知識や技能、たしなみのことをいいます。つまり、生まれてから訓練や練習などによって得ることのできる能力のようなもののことです。

そのため、運動神経、音楽や絵などの才能のような「素質」や「資質」といった生まれつき持っているとされる能力とは異なります。

質問の意図は、お子さんがこれから成長していくにあたって身に付けてほしいとあなたが思うものは何でしょうか、というものです。

子どもに身に付けてほしいもの?たくさんありますよね?

教養、学力、礼儀などがパッと思いつくでしょうか。

これからはますますグローバル化が進んでいくでしょうから、語学力、コミュニケーション力なども重要でしょう。

こうした知力以外に、体力、丈夫な身体、健康であることも大事です。

もちろん、生まれながらにして健康上に問題を抱えている子どもたちもいますが、そうした子どもたちにもできる限り健やかな毎日を過ごしてほしいですよね。

そう、子どもたちみんなに明るく元気に育ってほしい!私もそのような思いでこの文章を書いております。

さて、先ほどの質問、「あなたのお子さんに将来どんな素養を持ってほしいですか?」ですが、これと同じ質問をコズレ子育てマーケティング研究所(※1)という民間団体が、0歳~2歳のママパパにアンケート調査を行いました(有効回答者数は2478名)。

※1 出典:「乳幼児教育の現状に関する調査(株式会社コズレ)」
http://www.cozre.co.jp/blog/ 、http://feature.cozre.jp/
調査レポート『乳幼児教育、考えたことありますか?』~「いま」そして「みらい」を生きぬくために、何が必要?~より

その結果、子どもの将来に重要だと考える素養として1位に選ばれたのは、「素直さ」でした。

そして、第二位が「自己肯定感」、第三位が「協調性」という結果に。

ん?「自己肯定感」って何?って思いませんでしたか?

実は、この「自己肯定感」こそが、このテキストのメインテーマです。

「自己肯定感」って何ですか?

知らないひともいるかもしれませんので、「自己肯定感」について、少しだけ簡単に解説いたします。

「自己肯定感」とは読んで字のごとく、自己を肯定する感覚のこと。

例えば、「自己肯定感」の高いひとは、自分に自信を持つことができますが、一方、これが低いひとの場合、自分に自信がなく、つい他人からも遠慮しがちだったりします。

あなたの周りに、私はいいですから、といつも遠慮ばかりしていたり、どうせ私なんて、というような自己を否定するような言葉が口癖になっているような方はいませんか?

もしいたとしたら、そのひとは、自分に自信がなく、おそらく「自己肯定感」も低い方かもしれません。

それならば、自分に自信があるにこしたことがないのかというと、そうとも限りませんよね。

いつも「自信満々」で、自分がイケてないなんてちっとも考えないなんてひとのことをどう思いますか?

まだ子どものように小さいうちは、それくらいの自信があっても元気でいいかもしれません。

でもいい大人になっても自分のわるいところをかえりみようとしないようなひとには、きっと成長はありません。だって、完璧な人間なんてこの世に存在しませんからね。

「自己肯定感」は、「自己満足」や「自信満々」とはまったく違います。

「自己肯定感」が高いひとというのは、自分に自信を持っているのと同時に、ダメな自分のことも受け入れてあげられるひとのことをいいます。

つまり、いいところもわるいところもひっくるめて「ありのまま」の自分を受け入れてあげられることこそが、「自己肯定感」のもっともよい状態といい換えることもできます。

「人生に失敗がないと、人生を失敗する」

“でも、ダメなところや苦手なことは小さいうちから克服すべきでは?”

へえ、なるほど。そういう意見はたしかによく耳にしますね。

“小さいうちから、よいところをどんどん伸ばした方がいいという話も聞きました”

たしかにそういう意見もあるかと思います。

では、ママさん(もちろんパパさんも)あなたのこれまでの人生において、ご自身がしでかしてしまった失敗をいくつか思い出してみてください。

それらの失敗は、容易に防ぐことができたものでしょうか?

いまから振り返ると、もうちょっとちゃんとしていれば失敗せずに済んだこと、自分がいたらなかったばっかりにやらかしてしまったこともあるでしょう。

でも、しょうがなかった、起こるべくして起きてしまったという失敗もありますよね。

いまもそのときの失敗を悔やんでいますか?

その失敗をこの世から一瞬にして消し去ってくれる方法があればほしいですか?

もちろん、そんなものはこの世に存在しませんよね……

そう、当たり前の話ですが、起きてしまったことは取り消せません。

我々に残された道は、それをどう乗り越えていくかしかないのです。

何がいいたいのかというと、ごく当たり前のことですが、失敗のない人生なんてない、ということです。

「人生に失敗がないと、人生を失敗する」とは、精神科医の斎藤茂太さんの言葉ですが、私もその通りだと思います。

失敗ありきとして、それを受け入れて前に進む力こそ、失敗をしないように生きていくことよりも必要なことだと思いませんか?

実は、「ありのまま」を受け入れる「自己肯定感」こそが、失敗を乗り越えていくときになくてはならないものなんです。

しかも、「自己肯定感」は、幼いときの体験や親との関係に大きく左右されます。

子育てにおいて、子どもへの接し方を間違えると「自己肯定感」の低い、自分を否定するような大人になってしまうのです。

だからこそ、私は世の中にいるママさんパパさんのひとりでも多くの方にこのことを知ってもらいたいと思い、このテキストを作成することを心に決めました。

「心の元気な子どもに育てる3つの秘訣」とは?

少し長くなってきたので、このテキストの結論、つまり「心の元気な子どもに育てる3つの秘訣」について、最初にズバッと書いておきます。

この3つを読んで、はっはーん、なるほどね、と分かった、あるいは、もうすでに実行できているママさんパパさんはお忙しいでしょうから、最後まで読まなくても結構です。

このテキストを読むよりも、お子さんとの時間をより大切にしてください。

でも、ちょっとでも何だろう?って思った方は、気になるところだけを拾い読みしてみてください。

じゃあ、いきますよ!

心の元気な子どもに育てる3つの秘訣!:
・じっと待ってあげる
・見て見ぬふりをする
・素直に話す

ええーっと……はい、たったのこれだけです。

拍子抜けしたかもしれませんが、この3つをお子さんに対して徹底してあげることが、お子さんの心を元気にする、「自己肯定感」を高めるのに極めて重要なんです。

もしも、ん?と思われるところが3つのうちのひとつでもあれば、そこだけでも読んでみてください。

このテキストは、本屋に並ぶ書籍とは違いますので、途中で読むのをやめてしまってもいいように重要な順番から書くという工夫をしてます。

なので、クイズ番組やテストのように、もう分かった!というところでテキストを閉じて“一抜けた”してもらって結構です。

気軽に読んでみて実行できるところから取り組んでいってもらってもよいです。

なるべくわかりやすい例などを挙げながら、説明していくつもりですが、もしもわかりにくいなと思う箇所があっても、どうか気にしないでください。

何となくわかった、例えば、半分ちょっと、6割くらい理解できたと思ったら、どんどん読み進んでいってもらってよいと思います。

大事なのは、このテキストを読んで内容をきちんと理解することよりも、これを読んで少しずつ行動に移してもらうことです。

もし、しばらくしてからつまずいたり、ちょっとわからなくなってきたりしたときは、ここへ戻ってきてもらえたら嬉しいです。

大事なことから順番に書いていきますが、最後まで読んだひとにはより深く理解してもらえるようなプレゼントをたくさんちりばめてありますから、早い段階で“一抜けた”できなかった私は落ちこぼれだみたいなことは思わないでください。

子育てに正解なんてありません。

だから、大事なことは、みんなが元気で笑って暮らせていたなら、それで何も問題ないのだと思えることです。

これを書いた私としても、皆さんに最後まで読んでもらえて、少しでも多く役に立って、ちょっとは楽しんでもらえたら、という気持ちに偽りはありません。

このテキストは、何かを理解してもらうことよりも、これを読んだ皆さんによりよい一歩踏み出してもらうことを目的としています。

ここから何かを感じ取って、よりよい日々を送るヒントをひとつでも感じ取ってもらえたらと思います。

とまあ、書き出すといろいろと申し上げておきたいことはあるのですが、そろそろ本題に入りましょう。

いいですか?

それでは、一緒に学んでいきましょう。


読んでいただき、ありがとうございます!