初めて会社員になる君へ#2先輩と上司

新入社員にとっては全員が先輩社員。色々な人が仕事を教えてくれるかもしれませんが、一つ注意が必要です。

大学とは違い会社には常に「上司」がいるということです。上司はあなたを教育し、一人前にする責任があります。またあなたの事を評価し、評定する権限があります。また、もしあなたがミスをした時は、その上司も一緒に責任を負うことになります。

先輩社員も色々教えてくれるかもしれませんが、ほとんどの先輩は上司ではありません。教わった通りに仕事をして失敗しても、その先輩にはなんの責任も権限もありません。あなたのミスです。

職場の雰囲気に負けて上司を軽んじて、先輩の言うことをばかりを聞いていると、大きな失敗をする可能性があります。

ですから、自分の直属の上司は誰なのか?そのまた上司は誰なのか?しっかり認識しましょう。先輩から何かを教わってもそれはあくまでも「アドバイス」に過ぎませんが、上司から教わったことは業務上の指示と捉えたほうがいいです。上司がどんなに優しい言い方で提案されているように感じても、まずその通りにやってみましょう。

もちろん先輩の言うことが正しくて、上司の言うことが間違っている(効率が悪い)こともありますが、その場合は、まず上司の指示通りにやってみてから、「こんな問題があるのですが」とか「このようにやってみても良いでしょうか」と上司にお伺いをたてるのが筋です。

基本的にどんな会社でも部下をもつ立場にいる人たちは、それなりの実績があり、会社から評価を受けている人です。その反面、職場で影響力はあるように見える人でも部下がいない立場の人は、会社から評価されていない人です(仕事はできるけど人望がないとか、勤続年数は長いけど仕事ができないとか、過去の功労者だけど他に行く場所がない人など)。

まとめ。自分の直属の上司の言うことを聞きましょう。その他の先輩社員の言うことはあくまでもアドバイスです。次回は#3上司の上司をテーマにしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?