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課題レポート作成ガイド【STEP5:④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか】早稲田大学 地域探究・貢献入試



はじめに

この記事は、課題レポートの作成ガイド【STEP5:④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか】です。

前回の記事【STEP4:③ その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか】で明確にした解決策を基に、今回は志願者がどの学部に入学し、そこで何を学修したいと考えているのかを具体的に掘り下げていきます。

ここでは、仮のモデル「Aさん」を使って、「④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか」の項目を書くプロセスを確認していきます。まず、細分化した質問項目に対する回答を準備し、その後、実際のレポートにまとめるステップを紹介します。

課題レポート作成のご参考になれば幸いです。


1. 項目を細分化する

はじめに、「④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか」の項目を細分化します。ここでは、Q1-5の質問に細分化し、それに対する回答を準備します。より具体的かつ深い内容を記述することができ、より充実した課題レポートを作成する助けとなります。

④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか
Q1. どの学部に入学を希望していますか?
Q2. その学部を選んだ理由は何ですか?
Q3. 志望する学部のどのような特色やカリキュラムに魅力を感じますか?
Q4. その学びを通じて達成したい目標や目的は何ですか?
Q5. その学部で提供されるプログラムや機会をどのように活用したいですか?


2. Q1-Q5に回答する

Q1. どの学部に入学を希望していますか?

志願する学部を明確に示します。

【Aさんの例】
志望学部:文化構想学部


Q2. その学部を選んだ理由は何ですか?

学部を選んだ理由を具体的に述べます。学部部選びの理由を説明することで、志願者の関心や目標との関連性を示し、入学後の意欲をアピールします。

【Aさんの例】
理由1:文化構想学部を選んだ理由は、メディアと文化の関係を深く学びたいと考えたから。
理由2:多様な文化背景を持つ学生と交流することで、自分の視野を広げたいと感じたから。


Q3. 志望する学部のどのような特色やカリキュラムに魅力を感じますか?

学部や学科(コース・論系)の特色、カリキュラムについて具体的に説明し、その魅力を述べます。学部の特色やカリキュラムについて具体的に言及することで、志願者の情報収集能力や関心の深さを示します。

【Aさんの例】
魅力1:文化構想学部の表象・メディア論系のカリキュラムに魅力を感じた。
魅力2:現代のメディアが社会や文化に与える影響を多角的に学ぶことができる点
魅力3:実践的なワークショップやフィールドワークの機会が多い点


Q4. その学びを通じて達成したい目標や目的は何ですか?

学びを通じて達成したい目標や目的を具体的に述べます。学習の目標や目的を明確にすることで、志願者の具体的なビジョンやキャリアプランを示し、入学後の学習意欲を強調します。

【Aさんの例】
目標1:文化構想学部での学びを通じて、地域文化の保存とメディアを活用した観光振興の方法を探求したい。
目標2:地元である金沢市の観光資源を持続可能に活用するための具体的な施策を提案できるようになりたい。


Q5. その学部で提供されるプログラムや機会をどのように活用したいですか?

学部で提供されるプログラムや機会を具体的に述べ、それらをどのように活用したいかを説明します。学部のプログラムや機会をどのように活用するかを示すことで、具体的な学習計画や課題解決のアプローチを説明し、志願者の計画性をアピールします。

【Aさんの例】
活用法1
:フィールドワークやインターンシップの機会を活用して、実際の地域課題に取り組む経験を積みたい。
活用法2:ゼミ活動やプロジェクトを通じて、現地の住民や他の学生と協力しながら課題解決に取り組みたい。


3. 課題レポートを作成する

ここまで準備した回答をもとに、「④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか」の部分を文章にまとめます。文面は後で修正することを前提に、段落分けして簡潔にまとめます。

④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか

【Q1. どの学部に入学を希望していますか?】
【Q2. その学部を選んだ理由は何ですか?】

 私は文化構想学部に入学を希望している。文化構想学部を選んだ理由は、メディアと文化の関係を深く学びたいと考えたからである。また、多様な文化背景を持つ学生と交流することで、自分の視野を広げたいと感じたためである。

【Q3. 志望する学部のどのような特色やカリキュラムに魅力を感じますか?】
 文化構想学部の表象・メディア論系のカリキュラムに魅力を感じた。このコースでは、現代のメディアが社会や文化に与える影響を多角的に学ぶことができる点が魅力的である。また、実践的なワークショップやフィールドワークの機会が多いことも魅力の一つである。

【Q4. その学びを通じて達成したい目標や目的は何ですか?】
 文化構想学部での学びを通じて、地域文化の保存とメディアを活用した観光振興の方法を探求したい。また、地元である金沢市の観光資源を持続可能に活用するための具体的な施策を提案できるようになりたいと考えている。

【Q5. その学部で提供されるプログラムや機会をどのように活用したいですか?】
 フィールドワークやインターンシップの機会を活用して、実際の地域課題に取り組む経験を積みたい。また、ゼミ活動やプロジェクトを通じて、現地の住民や他の学生と協力しながら課題解決に取り組みたいと考えている。


まとめ

このように、具体的なプロセスを踏んで志願者自身がどの学部に入学し、何を学修したいと考えているかを明確にすることで、課題レポートの「④本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか」を効果的に記述することができます。志望する学部の特色やカリキュラムを具体的に示すことで、読み手に志望動機の真剣さや学びへの意欲を伝えることが可能です。

次回の記事では、【STEP6:⑤卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか】を解説します。今後の課題レポート作成にお役立ていただければ幸いです。


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